15日には閉山祭を迎え、長い眠りにつく上高地
まばらな人影にとびきりの静寂を放つ、7日朝の上高地を散策する
梓川沿いの木立


いつ見ても美しい帝国ホテル

澄んだ梓川にかかる河童橋

明神池の晩秋風景



紅葉が綺麗だと5日の晴天を待って池田町まで行く。曹洞宗のお寺である
もう遅いかな?いやいや十分でごわした。


燃えすぎ

隙間から北アルプス

里からも

おっと、もうひとつの名物はおチビの六地蔵
1体づつ顔の表情が微妙に違う。
中にひとりだけ全く反対方向・・・・『あっち向いてほい六地蔵』?
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我が有明山を見つめている・・・に違いない!

身長35センチくらい
この子たちが成長すると

みんな正面を向き、そして
安曇野を見守っているのかな?
余談
ご住職にチビちゃん地蔵のいきさつをお聞きすると
「松本のどこかわからんが、歩いていて可愛いかったから、ひとつづつ買った」
この子たちの作者ではないと思うが、
「むかしは宮下某という有名な石工がいた」
「あんたも松本の町を歩いて探してみ」
とありがたい?お説法を頂いた
作者の遊び心が見てとれる
しかし「境内に子どもがくると喜ぶじゃろと思った」と話す、ご住職のセンスはもっと素晴しい。
今では大人カメラマンのモデルに大忙し。
小説「失われた弥勒の手」はちひろ美術館の館長とその友人との共著。
ずばり安曇族はどこから来たのか?安曇野伝説である

歴史を掘り下げる新持論を、論文にせず小説の手法をとっているので、読者自身が歴史を旅しているような気分にさせる。作家の思惑にマンマとはまった感あり。
(郷土史はたいてい堅くて文字が小さくて読みにくいのよねぇ~)
国内では福岡県博多市・志賀島、長崎県対馬市、安曇野、松川村 松本などが主な舞台となる。
そして信州の小さな村、松川村・観松院にある弥勒菩薩の美しさは、朝鮮半島百済時代の渡来仏ではないか。
つまり安曇野の歴史と文化は、ヤマト朝廷に追われた九州の海の民安曇族とともにやってきた渡来人によってもたらされたというもの。
小説の舞台は韓国にも及ぶ。
キーワードは神話「綿津見」であり志賀海神社穂高神社、仏像「銅像 菩薩半跏像」
さらに有明山も絡むもんね。
ところがひとつ不可解な点がある。
本の表紙と勧松院の仏像の右手の指の形が違う。そこで読み進むうちに・・・
付録
勧松院は下記地図のど真ん中●印にある

鑑賞希望の相談は松川村教育委員会へ(月~金曜)。
1週間くらい前に申し込みし、土日が鑑賞可能となるそうです。
余談1
行きつけの美容院のスタッフに松川村出身の女性がいる。彼女に「弥勒菩薩」を聞くと、小学校高学年の時にクラスで観松院へ見学に行ったことがあり、30センチくらいの小さな仏像だった。
なぜ行ったのか経緯も感慨も覚えていないとのことだ
余談2
漆工芸の高橋節郎美術館にこんなロゴがある
館内販売グッズの包装紙に貼ってくれる封留めシール

以前館員さんに理由をきくと
故高橋節郎氏が子どもの頃、有明山神社の近くでよく拾ってきた土器ややじりのかけらが好きだった。
自身でロゴのデザインをされたということです。
高橋節郎美術館のコンテンツボタンをクリック!してみよう。
後の漆芸作品に、化石のようなもの、埴輪、勾玉など古代への興味を反映した作品を見ることが出来る

近年駅前商店街など「シャッター通り」が問題になっている(こちらも冷えびえ~)
旅先でも見かける光景だ。
ここ安曇野も、豊科の商店街(国道147号線沿い)が顕著。
穂高駅前通りも少し危ない予感。
夏なら祭りだ!と一時的には賑わうが、なかなか常態へはつながらない。
そこでとりあえず何かやってみようと安曇野市が動いたのは
「空き家でスプーンアート」
11月~12月頃空き家で展示するのは、不要のスプーン・フォークや鍋・フライパンで、造形作家の松原弘己さんがオブジェを作るという。
ある店で小さい作品を見たことがあるが、へぇーこれが?と感心した。
経歴もユニークな造形作家の松原弘己氏
募集中
・展示のための空き家
・不要スプーン・フォークや鍋・フライパン たしかヤカンあるぞ
(締め切りなんてのはなくて、集まり次第だって、のどか~)
・こんな○△■オブジェを作って欲しい
問い合わせは
安曇野市役所 安曇野ブランド推進室(三郷総合支所内)
電話 0263-77-3111 ファックス 0263-77-6060
電話で聞くと、23日が回収予定日になっているらしい。やかん1個を回収にこられても困るなぁ~。届けることに
気軽に参加して、新しい試みを応援しようと思う。出来ることからコツコツと・・・・
余談
穂高駅前通りの活性化に”こっふぇる梅さん”はこんなこと始めています
パン屋の店先で野菜市は4回目。今秋はあと2回だそうです。若者に期待しよう
==個人的には穂高神社の大らかな対応に感心しますね==
おまけ
10年くらい前に瀬戸内海・直島に宿泊した時、外国人作家だったがずいぶん大きな作品を見たことがあり、なかなか見ごたえがあったのを記憶している。
穂高駅前のバックカントリー穂高には、昨年春から山用品やお弁当でお世話になっている。

ひつじ屋さんの東隣
働き者のオーナー大田さんは、午前4時から夜7時までの営業。そして無休
山用品だけでなく、燕岳や蝶が岳、常念岳、表銀座などの登山者に暖かいお弁当を予約販売しているのだ。
今期はそろそろ終りかな?
例えば燕岳なら、午前6時頃、中房温泉登山口を出発する。穂高発のバスの中で食べる人、登山口で食べる人、しばらく歩いて第一第二ベンチで食べる人など・・・

拝借画像は「信州弁当」850円
味は少し濃い目だが、もち米なので、非常に腹持ちがよいし地元の野菜や漬物もついてくる
これは↓「野沢菜ちゃあしゅうちまき弁当」(長い!)650円

どちらも竹の皮に包んであるので、食後のゴミが小さい。
下山後の大糸線の中でも美味しいとは思うけど、結構匂いそう。
昼食や夕食にも利用できそう・・・・
最近は駐車場の管理おじさんをボランティアで引き受けている。
安曇野市役所穂高支所内の30台分を登山者向けに開放されて、その受付窓口を担当している。
安曇野のバスやタクシーを利用してもらえる、乗り合いにして車の交通整理が出来る、縦走のため穂高へ駐車したい人、シーズンの登山口駐車場の混雑緩和にも役立つと思う。
縦走ったって何日間駐車可能なんかいなぁ?
登山者の利便性向上に繋がるといいね。
お弁当も駐車場も詳細はバックカントリー穂高のtopページをずい~と下がって右側を参照
余計なCM
電話かけても、店頭ででも一見愛想のない男だけど、暖っかい飛び切り上等の山男であります。
駅すぐ南側に専用駐車場を設け、お客さんの対応にも街の活性化にも一役買っているバックカントリー。
せっかく安曇野に移住したのに、レンゲ畑が少ないのが残念だった
それでも散歩がてらにいくつかのレンゲ畑を見つけた。が翌年訪ねると草ぼうぼうだったりする。高齢化に伴う断念か、ひょっとして病に伏せってしまったのかと心配したりする。
2007年春、穂高有明にて

さあ安曇野市の有志による「安曇野堀金れんげの里プロジェクト」が動き出した。
穂高有明でなく南に下った堀金地区だ。
事務局はここ

あいにく遠方から来客の予定があったので、イベントには参加できなかった。
れんげ・そば・黒大豆などを遊・休耕地に栽培する計画の第一弾は黒枝豆だ。
先日、事務局であるあぐりすさんを訪ね、黒豆の枝豆15束を購入した。
近くの畑に行き自分で収穫する。まもなく終わる時期だが、まだ残っていたのは数日前の話。

15束!えらいことや!
心配ないの、スーパーや道の駅で買う1束とは違うの。
自然に伸び放題の15束だから、大きな葉もたくましい枝もあり。その場で抜いた枝から豆付きこぶり枝にカットして帰宅。

結局500円分の豆は800グラムあった。
見事に美味しかった!豆臭さも十分、土の香りも十二分。これからが楽しみなプロジェクトである。
余談
せっかく畑を借りたので、私もハウスの外でレンゲを咲かせようと1キロの種を取り寄せた。
いまでは中国産しか入手できない。
1キロの種はどれくらいの花を咲かせるのか?楽しみだ。
山麓線を走ると・・・。ちいさいレンゲ畑が・・・。来春咲きますように

1昨年の秋、自宅の庭周りにばら撒いたが、土壌があわないのか林の中では日照が不足なのか、翌春しょぼい花を数個見ただけだった。
まっレンゲはひろ~い野に咲くのがお似合いでしょうが、今年は自宅プランターにも播いて、太陽の動きにあわせ庭内を移動させて育ててみよう・・・などとほくそえんでいる。
今が播種時期だ
おまけ
今朝畑に行って、さあ播こうと思ったら雨で土がゆるんでいた。長靴がゴボゴボとのめりこんで、足がうまく抜けない、とほほほ
今日は退散。晴天を待つ
追記
れんげプロジェクトの種まきは5日に終わったそうです

白馬を拠点に展開していた豚まん専門店が、10月1日から安曇野に移転してきた。
ほんまに美味しいんだから・・・・嬉か~
話は遡り2005年7月。「道の駅白馬」に「豚まん工房まるよし」のアンテナショップが出張っていた。
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なんで白馬で豚まんやねん!と大阪人のおちょくりで話しかけると、なんと大阪からの移住組、
しかも長野県の地産地消としての事業に認定(信州匠選選定会に入選)されている有名人らしい。
防疫管理のSPF豚生産システムを白馬村の特産品として始めたのを機会に「豚まん」つくりに繋げたというわけ。その奥様が屋台の中で店番しているところへ
「写真とっていいですか?」
「では綺麗しなくちゃ」
「ううん気にしないで、豚まんが主人公だから」と久しぶりに大阪のおばさんのノリで応酬する
といった按配で出会った人である。
【さて今日のお題】
新店舗はR147「土場」交差点から北へ、GAMEセンターの看板を越えてまもなく西側。
『寄る年波に白馬の寒さはこたえる』(実はまだ若い)とは移住を決めたご主人の弁。朝日夕日を楽しめる田園風景の中の店舗は、まさに立地条件good!

北安曇郡松川村細野5489-12
電話:0261-85-4110 Fax:0261-85-4112
定休:水曜日
メニュー・価格:豚まん工房まるよし
予約注文・地方発送もOK。
道の駅「寄って亭まつかわ」でも販売中
あちらこちらで秋祭りです。
穂高神社は穂高駅から東へ徒歩4分。「お船祭り」が9月26~27日にあります。
先日、町内の脇道に組み立て途中の山車の骨を発見!
ふむふむ、全体の枠組はこうなっているんだ

これらの枝を曲げて結んで・・・

底の太い材を縛る縄

忘れ物だよ~

休憩? それとも今日はおしまい?
26日のお船
雨の中、老若男(女はいない)が最後の仕上げに励んでいた。
明日27日、境内でお船同士がぶつかる勇壮な祭りに出陣する

骨を作る枝はナラの木で、西山から切り出してきたそうです
余談
穂高神社の奥宮は、上高地の明神池そばにある。
私は明日上高地・涸沢へトレッキング予定なので近くを通る。
宿泊は名物山男のいるこの山小屋です。
ほんまにしょうもない余談である
27日の天気予報は晴れだもんね。お互い怪我のないように楽しもう
おまけ1
穂高神社のホームページ内に「Webおみくじ」があり、私は26日の朝は”凶”と出た!とほほ1日1回のみと書いてあるが、リセットした~い
『おみくじは必ず何らかの解決策を導いているものです。
結果の善し悪しに関わらず、前向きな考えを持ちましょう!』
確かに!
おまけ2
上高地観光と近場トレッキングなら一軒宿「明神館」のホームページが文字も大きいし、判りやすく親切です。
先日の”鉄馬の君”登場の2日後、偶然ハーレーダビッドソンを見かけた。
見かけたのではなく、駐車していた。しかもサイドカーつき。
タイミングよすぎる!まずいなぁ、と一瞬よぎった。
そこへ”ハーレーの君”現る。平日午前中だもん、やっぱりおっちゃんだった。

定年退職を機に、10年前モデルの中古に買い換えて3ケ月だそうな。
しかし家族は同乗してくれないと笑う。
「乗るかい?」旅人ではなく信州人だ。
ちょこっと走ってもらった。
メットとサングラスで顔は隠れる・・・やれやれ恥ずかしい
最初で最後のサイドカー試乗会。試乗経験者は私でラッキー7人目だそうで・・・・。
その結果
・ハーレーは独特の鳴きをするという。しかし他車種と爆音の違いまではわからなかった。
・サイドカーの座席のクッションはふかふかしているが、走ると結構振動が辛い。これは道路の問題でしょうかね。
・シートベルトがない。取手バーがない。サイドカー車体のヘリを持つ。澄まし顔で両手をひざにそろえて乗るには、私では役不足だ。
・フロントカバーがアクリルだから半透明で、前方の見通しがよくなかった。
・座席が低く右側だから、確かに対向車とのすれ違い間隔は狭いが怖くはなかった。むしろ相手の車が緊張してよけるように通過する。
全体に装飾が多すぎる、主張し過ぎる・・・だから好きなんだとマニアは言うのかもしれない。

何かにつけシンプルが好きな私には荷が重い
安曇野の道は、大阪市内よりはマシだろうけど、似合うというには役不足だ。
『イージーライダー』の世界に浸れるならひょっとしてもう一度・・・まさかないない。
おっちゃんの説明では
サイドカーつきというのは、サイドカーを外して単にバイクとしての走行は出来ないそうだ。
また単にバイクとして走っているハーレーにサイドカーを装備して!と頼んでもバイク屋には出来ない相談・・・と、なかなか思うようにならん。
結局家族が乗ってくれないサイドカーつきハーレーダビッドソンは、いつも「空き室あります」となる
Tシャツもジャンパーもハーレーロゴでキメてた昔青年さん。ありがとうございました。くれぐれも事故に気をつけて。
おまけ
ずっと昔、大阪市内を走る黒いリムジンを見てこけそうなくらい笑ったっけ。
道が狭く車の洪水の中では似合わなかった!
確かに深い森の中にあるコテージ&ギャラリー&カフェ

知人の娘さんが、以前ここで結婚式を挙げたと聞いたことがあります。
松本市にある「ちいさいおうち書店」の地図をもらいに、久しぶりに森のおうちを訪ねた
ちいさいおうち松本には、絵本がいっぱいあるらしい。木のおもちゃもあるらしい。
今まで気づかなかった庭のオブジェが目にとまる

チェンソー・カービングBAN伴 正史氏の作品です。
1本の丸太をチェンソーで「荒削りで繊細な表現芸術」とでも言おうか、
穂高寄りの豊科に工房があります。
確かに思い起こせば・・・・安曇野にそれらしき作品を見た記憶がある。
広い平野と高い空、雄大な山を控えたおおらかな空間(安曇野)には、よく映える
チェンソーのなかった時代の円空の木彫を思い出す