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2月の最終日曜日


穂高有明にある小さなお堂の軒下で揺れる鐘。
強風の中で澄んだ音色が聞こえた


安曇野市穂高有明にある塀のない少年更正施設「有明高原寮」では、毎年2月の最終日曜日に寮生と地元の合唱団や小中学生とともにコンサートを開催している。
それぞれのパートで練習し、当日ぶっつけ本番のイベントである。
昨年、一般市民で初参加した感想は2008年2月25日「柔らかな響き」で紹介。今年も心待ちにしている。

昨年「来年の2月最終日曜日にこの座席で会いましょう」と約束した初対面のおじいさんにも再会できるかな?
昨年来宅のお客人の一人が是非鑑賞したいというが、大阪とは気温が違うよ~。

生徒達は西山先生の歌唱指導のもと、一生懸命に学び歌い次のステップである社会復帰にむけ真剣勝負だ。
聴衆であり一緒に歌う仲間でもある私も、誠意をもって受け止めたいと思う。

きっと今頃は準備に忙しい高原寮の寮長さんや職員さんの『信じる』心に学びたい

余談
寮生は夏には燕岳登山にも挑戦するそうだ。頂上での歓声が聞こえそう・・・

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穂高神社はピッカピカ

穂高神社は、今年5月には20年に一度の大祭「大遷宮祭」とかでお正月に覗くと大盛況だった。

大遷宮とは20年に一度本殿を建て替える大祭で、古くからの由緒ある行事でそれはそれで貴重なことだけど、現代感覚からするともったいなぁという気持ちも正直ある。
一般的には古ければ古いほど由緒ありそうな気がするけど・・・・

しかし、かつて我が家の地鎮祭はこちらから出張っていただいたので、ありがたいことではあります。

4日にせっかく訪ねたのに、交通安全のお守りの買い替えを忘れてしまった。
祟ったか?JIMNYくんは,松の木をこすって不名誉の負傷。あ~あ、まもなく車検と保険更新が重なり・・・・
交換部材はあきらめる。しかしへこみの修復とかすり傷は塗装で済ませたかったけど、結局ドア鋼板の交換になった。意志薄弱にまたへこむ。
車はひとつのツールにすぎないと思っているので、ピカピカである必要はない主義だ。特に昨年夏からは農作業軽トラの役目を担っているしね。

代車は借りず、引きこもりを決めこみ半冬眠状態。車は29日に退院予定だ。

神社はピッカピッカ愛車はぐったり私はヘナヘナ。

今日はピザを焼いて・・気分転換!

余談1
大遷宮祭を記念した映画「ゆきと爺さまのあづみ野物語」(たしか)を制作中。
河崎監督はご近所さまで、ダンディー&エレガンスご夫婦です。
余談2
穂高神社のホームページにはWebおみくじがあります。立ち寄って!

因みに私の本日の運勢は「吉」 
『久しい間の苦しみも時が来ておのずから去り、何事も春の花の咲くが如くに
次第に栄えてゆく運です。安心してことにあたりなさい』
ホンマかいな!嬉しか~~~~~

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安曇野の人々


2008年を送るキャンドルナイト

新安曇野人となって3年半、2009年が明けました

この間多くの方々のお世話になりながら、心地よく田舎暮らしを満喫することでき、ありがたいことです

住み心地満点、友人知人親戚など来客大満足の家を、今でもメンテしてくださる豊科・小林工務店の棟梁と大工さん
数少ないご近所さん、ごみステーション仲間

穂高駅前の「安曇野博士 ひつじ屋さん」(インド旅行後ガンジー=似てる・・と呼ばれ、本人もその気に?)
新米の『地元の山に登りたい!』をサポートしてくださった松本「やまたみ」と松本「ヒマラヤ友好会」
烏川渓谷管理事務所の樹木医さん
登山用品とアドバイスをもらう「バックカントリー」

素晴らしいホールで音楽会を楽しませてくれる「あずみ野コンサートホール」(たまにしか行けないけど)
碌山美術館とちひろ美術館はつい立ち寄りたくなる
安曇野スタイルはますます大盛況

美味しいパンと笑顔を頂く穂高神社鳥居下「パン工房こっふぇる梅太郎」
毎年美味しい有明リンゴを都会に送ってくださる「曽根原農園」
昨年たくさんのトウモロコシやキュウリ、ナス、大根など収穫の喜びを教わった畑の師匠
おいしい野菜の江澤ファームさん、おいしい松川村のお米農家まったりファームさん
もち米とれんげ米は安曇野北穂高農業生産組合の農家さんから。れんげに目覚めたきっかけとなる

Vif穂高、ほりがね物産センター、三郷サラダ館など道の駅の農家やスタッフのみなさん。野菜の特徴や美味しい食べ方を教えてもらう。

基本的には地元野菜中心の『おうちご飯』ですが、時々伺う
おそばの「ふじもり」「上條」「あさかわ」など
まいど!おおきに「安曇野 ティータイムガルニ」
お客人から喜ばれている「シャロム・ヒュッテ」のランチと高原散策
山男の作る美味しいカレーは「ぶたのしっぽ」
密かにMy指定席を持つ「アザレア ギャラリー」(コーヒーもさることながら、ジンジャーエールが絶品)

まぁ~きりがないのでここまで・・・・・感謝です。


ではでは恥ずかしながら

付録
数少ない高層建物は6階建て江戸川区立穂高荘は散歩コース内。
昨年12月の外装化粧直しで、いやはやおしゃれな高原の宿風に。
6階に展望風呂があり、標高1,400mの中房温泉の源泉から引いている。
区外の人も利用できるし、はとバスが江戸川区と往復しているらしい。

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ギャラリー・シュタイネ

今日24日から冬季休業に入った安曇野ギャラリー・シュタイネ

メイン道路におしゃれな案内板があり企画展の案内が掲載されている

  今日からはclose

わが家からは散歩道の林の中

派手さはなくひっそりとお客を迎えるアプローチ

入り口のオブジェ

滑り込みセーフで訪れたのは、X’mas Box 2008 「ちいさなおうち展」 
館内の暖かさはオーナーの人柄そのものである
企画展はガラス工芸、陶、木工、彫金など贅沢なおもちゃ箱のよう。

近づくと、マシュマロの上に家が・・・乗っかっているような。穂高の松原さん

これはびっくり!陶工芸 池田町の小久保さん


あれこれ目移りするが、必ずお気に入りがあるもんだ。この度は

陶芸の長谷川正治氏の「聖者」3体のうちのふたつ


経歴を見ると埼玉県出身、千葉県富津市在住のかたで、常滑や松本ゆこもりで個展を、松本クラフトフェアに参加ともあります。

館内の奥まった壁に、静かに「小さなおうち展」を見守っていた花器。

 池田町の小久保さんの作品です
今日やっと自宅の壁に掛け、林で見つけた実とつるを飾った

ざらざらごつごつした感触が好きです

気障ですが・・・・安曇野は心がほろほろする田舎街です

ギャラリー・シュタイネの来春を待つ

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あちこち散歩道

冷えてきた。11月中旬から半年間は暖房の世話になる。
めげずに雪を被り始めた山を眺めながら歩くと・・・・


白馬方面を望む。中央のMは鹿島槍ケ岳(今年登ったんだ)

霧の朝の有明山は仙人が棲むような山になる

霧の朝の中房川沿いはこんな景色

おっ! この田んぼ道の先は、借りている畑へと続く

左:ん?牧場にあるような”草包み団子”  
右:やっぱり! おはよう。来年はよろしく

里へ向えば・・・複雑な造形の柿の木に会い

友人の好きなマユミの実(・・のはず)を発見

いつ歩いても飽きない安曇野の道は、ありがたき哉

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松本・安曇野は日本のオート=プロヴァンス?

29日午前中、ホテルアンビエント安曇野のバンケットルームにいた。
大きな窓の外は

烏川渓谷緑地・からすの学校「『木を植えた男』の世界」の講演会に参加した。
講師は信州大学 山本 省教授。わかりやすいレジュメと講座内容に「そうなんだ」と頷くばかり。
荒地を緑豊かな森林に変えた男のベストセラー『木を植えた男』は、世に実話をもとにした・・・といわれているが、実は著者ジャン・ジオノのフィクションであることが明かされた。

そして山本先生は「著者ジオノが生まれ故郷で生涯住み続けた南仏オート=プロヴァンスは、松本や安曇野に気候が似通っている」とおっしゃる

ヨーロッパ文明の基層はケルト文明であり底流にながれるのは自然信仰であり、著者のジャン・ジオノはケルト的な世界観を受け継いだ小説家である。
彼の作品には楢(ナラ)の木がよく登場し、フランスの森林には楢の木が多く国民的な樹木であり、ケルト人が崇拝していたのも楢(ナラ)の巨木だという。

映像やビデオに混じって、アイルランドで活動する女性歌手「エンヤ」のCDがかかる。窓外の雄大な景色に澄んだ歌声は心地よい。
彼女もケルト文明を受け継ぐ歌手である。
休憩時間もCDを聞きながら・・・

山本先生から、自然観や生活感覚の相違についてこんな投げかけもある
フランスでは、田舎のゆったりした生活が理想的だと大多数の人が考えている。
日本では、都会の生活に憧れている人が多いのではないだろうか?
ここで
「松本や安曇野ほど素晴らしいところは、世界的にみても、見当たらない」
と考えておられることが明かされる。

同感です。
子どもの頃から自然豊かな恵まれた地域に住む人々は、その恩恵を理解しにくいかも知れない。むしろ雪かきの辛さや交通の不便さといった日常の煩雑が心を占めるのかも知れない。
でも、豊かな自然に恵まれているからこそ優れた文学や芸術を輩出しているのも事実。

日本を、信州を、安曇野をもう一度思い起こしたいと思う講演会でした。
「マルセイユから鉄道で行けますよ」
ひょっとしてぶらぶら旅のチャンスがあるかも・・・・

雄大な景色を眺めながらの講演は、今日の講座内容にはもってこい。主催者の感性に感謝だ

付録
ジャン・ジオノには多くの出版作品がありフランスでは人気の作家。邦訳書もあります。

余談
エンヤは、今年末のNHK紅白歌合戦に特別ゲストで登場が決定した。今でもアイルランドに住み続け、公演活動をしない人だそうだ。

最新アルバム「And Winter Came…」/雪と氷の旋律
日本語タイトルは陳腐で好きでない。「冬へ」ってのはどうだい?もっと陳腐かいな?

 
季節の中ではシンプルな冬を好む
午後から冷たい雨と風。enyaのCDを聞きながら・・・・
レジュメから抜粋の思い出話を綴り、時を過ごす

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ブルーライト・・・国宝・松本城



昨夜午後7時。嬉しがり蔵くらはやっぱり松本にいた

数枚撮ったがどうしても堀に映る逆さ城はだめだった。
満月が華を添える

白と黒のシンプルな容姿の松本城は、普段は色なしのライトアップしている

おまけ
大糸線穂高駅到着は午後8時半
改札口では、降り客ひとりひとりに「ありがとうございました」ではなく
「お疲れ様」と声かけて送っていた。ちょっといい

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大人の修学旅行 in 安曇野


ははは、何年前かな?高校時代の修学旅行は。当時関西では九州がメジャーだった。

過日
1泊2日で関東圏在住の8人が安曇野へやってきたが、あいにくの曇天だった。
中央道からの車組とあずさの列車組が、JR松本駅西口で12時半に合流し旅は始まった

まずはランチ
中町デリーのカレー?野麦のそば? 結局、昔懐かしい洋食屋のおきな堂
旧制松高のバンカラ学生の溜まり場だったことに、「我々は元○高生だもんね・・」で決まり。
2階の大テーブルに、ハヤシライスとオムライスが並ぶ

食後はあがたの森へ移動。ヒマラヤ杉と紅葉と旧制松本高等学校校舎。

臼井吉見や北杜夫や熊井啓ほか優秀な人材を輩出した学校だ。

松本城を車窓観光し、一路安曇野へ。
スワンガーデン内竹風堂の栗あんソフトクリームで一息ついてから、大王わさび農場へ走る。
ぶらぶら散策し、美しい湧水にしばし和む

今夜の宿は「せきえい別館蔵」
看板の向きが道路に面しているため見過ごす。スタッフは「よく言われます」
だったら向きを置き変えて欲しいな。

夕食も朝食も、地元の食材をあっさり味に調理されており、還暦過ぎた面々には量とともにお腹にちょうどよい。
そして修学旅行には価格も手ごろだった。

翌日の朝は、大水沢の滝と延命水のある渓谷散策後、予約をしておいたそば処「あさかわ」へ。
開店まで庭を散策して待つ

表も
裏庭も

 手前はそば畑

我々は11時半の予約ですぐに頂けたが、店を出る頃には1時間待ちのお客であふれかえっていた。
そして外せないツタのからまる碌山美術館でまたまたのんびり鑑賞と散策。
スイス村で手早く買い物をすませ、車組は豊科インターへ、列車組は大糸線豊科駅から新宿へ直行「あずさ」で
それぞれ帰宅の途についた。

初めて多人数を乗せ後続車に目配りし、時々道を間違え、マネジャー役の助手席氏をハラハラさせ、無事2日間の安曇野ナビを終えた。

「しかしまあよく私なんぞに命を預けるねぇ」と感心すると、
「乗ったら最後覚悟はしてる」と返ってきた。

安曇野を好きになってくれたかな?
次は友人や家族との再訪を迎えたい

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大水沢の滝と延命水


高校時代の同窓生が関東圏から安曇野を訪れた、肌寒い9日の午前中。
滝への道のりは
あづみの公園入り口から烏川渓谷緑地沿いにどんどん登り、
「ほりで~ゆ四季の郷」を通り過ぎ
蝶ケ岳常念登山口方向へ、
細い車道を走ること10分くらい

『大水沢の滝』駐車場(5台)看板から徒歩3分。渓谷側に小さな滝が見える

 携帯電話のカメラなのでイマイチ

『延命水』へは
さらに3~4分走ると駐車場(5台)あり。右の山側に、苔むす岩から滲み出した清水がしたたり落ちる

早速飲んだが、無味清涼

散策コースにちょうどよい。
何年延命したのだろうか?

向い側も烏川だと思うが、清水が勢いよく水しぶきを上げている

昨夜投宿の「せきえい別館蔵」の女将さんが、我々のチェックアウト時に穴場の紅葉はいかが?と勧めてくれたコースだ。
この宿のお風呂は古代檜風呂といい、浴室の洗い場も浴槽の縁と床も檜で珍しい造りである。
天然温泉で泉質は無色透明だが、とろりと肌にまとわりつく。お約束の3回入浴!
健康志向の寝具と枕は、慣れないとちょっと体が痛い。
女将さんの話では、寝具と枕の高さも体によいものなのだそうで、申し出ればふつうの枕も用意してくれるとのことだった。

付録
ほりで~ゆ四季の郷の付帯施設に「コテージ」があり、子ども連れの家族や仲間数名の滞在に人気がある。
以前友人達の滞在に見学をしたことがあり、キッチン用品はそろっているが、四季の郷のレストランが利用できる。日帰り入浴「蝶ケ岳温泉(天然ラドン温泉)」に浸かることも可能
問い合わせは四季の郷

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ツタのからまる碌山美術館



斜めから捉えた本館。


レンガ壁を這うツタ

グズベリーハウスの壁につるし柿

定番の正面画像で〆る

建物も館内の陣容も実に美しい 

余談
高校時代の同窓生が関東圏から安曇野を訪れた、肌寒い9日の午後。
友の会会員証とネット上の特別割引券を駆使し、9人がのんびりと1時間余を過ごした。
毎度すみません。16日の清掃日にはガンバリます