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わさびアイスもなか

京都から、今夏の第一陣お客人ふたり

蓮華温泉~南小谷~穂高着が午後2時前だったので、遅めのランチは
そば処「上條」へ

さて、曇天だったので北アルプスと安曇平野鑑賞はやめて
大王わさび農場

定番コース散策とお土産調達セレモ

本日のピカ一発見

2ケ所の売店内のアイスボックスに静かに待機していますが
隠れた人気商品らしく、平日でも在庫ぎりぎりセーフだった

 250円

わさびソフトが有名だが、その陰に隠れた一級品です
多くのお客人を案内してきましたが、ついぞ知りませなんだ

そのお味は
わさびと塩味がきっちり主張していて、わさびソフトクリームがぶっ飛んだ!
だからブツの画像なく、包装紙のみ
(だからって生わさびが使われているようではないけど)

散策コースにて
アイスもなかのおかげでその存在が薄かった

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ちょボラ

碌山美術館では今、荻原守衛没後100年の記念企画「新宿中村屋サロンの美術家たち展」を開催中。

外部から借り出しの貴重な作品があるため、会員から巡視ボランティアを募集していた。

私の1回目の当番が7月28日午前中の部(8時50分~13時)。巡視ボラ初体験、緊張しましたー

東京へ出た時は必ずっていいほど「新宿中村屋」へ立ち寄りカレーを頂き、クリームパン他を買います。
だからこの巡視ボラはネガッタリカナッタリ!

①杜江館と、②第1と第2展示室が、ボランティア業務のテリトリー。特に杜江館は貴重な作品があるので慎重に対応します。

ふたり一組で交互に20分交代。午前中に10分の休憩。
20分間隔というのは、鑑賞済みの来場者の後を追いかける格好になり、ちょっと気が重い。
ご本人たちは何も気づかれないかもしれないが、『作品と鑑賞者の安全のための監視』と頭に入れてる私にとっては・・・・

何気ない態度で出迎え、お送りする。8月は2回応募している

退職以来はじめてのIDカードを首から掛け、可愛い顔?して内心緊張しながら4時間が終わった。

生誕100年記念(レトルト)カレーは、グズベリーハウスで ¥500。暑気晴らしにいかが?

緊張が解けて美味しかった!

カレーを食べながら
”もし高村光太郎のように70歳を過ぎるまで生きていれば、穂高にこのスタイルで美術館は存在しただろうか?”
この程度のボランティア巡視員である・・・・

余談1
作品は斎藤与里の絵が好き。ちょっとマチス似であり、熊谷守一の画風にも近いから。

作家のなかでお気に入りは「中村彝」(なかむら つね=男性です)。どうしてこんな難しい字なんだ!
初めて知った作家である
帰宅後、調べてみるとこんな文章が紹介されていた。
熱烈なファンと思われる個人サイト中村彝の小さな美術館

物の「ねうち」
物には元来価値はない。ただ見る人によって、物の価値はきまるのだ。平凡なものも天才には無上の価値となる。
ミレーが現れるまで、人は百姓の生活があんなに神々しいとは思わなかった。
セザンヌが生まれて、人は林檎の美と神秘に驚いた。
ゴッホに依って、初めて向日葵は天堂を飾るべき瑞寶の荘厳を示現したのだ。
中村 彝 「藝術の無限感」(中央公論美術出版)より
 
すとん!と目から胸に落ちたが、安曇野市の図書館には蔵書なし。

※難しい漢字が並んでいるが、さらっと流して・・・・瑞寶は大吟醸○○、○○寺、○○章などで想像しよう。

余談2
こっふぇる梅太郎の”カスタードクリームパン”は中村屋の”クリームパン”の味に似ているので、
安曇野では梅さんの”カスタードクリームパン”を時々買っています。
因みにアンパンとジャムパンの元祖は木村屋、クリームパンの元祖は中村屋といわれている

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三郷スカイライン

大滝山を調べていたら、三郷スカイラインが気にかかる。
地図上は、山麓線沿い、安曇野市の北端にある自宅から南端に位置する三郷までとなる

ならば・・・と猛暑ドライブ遠足へ。

あれっこの案内板、上高地へ行くとき毎度見ていたはず。

右折(西方面)すると立派なお屋敷や、土壁の蔵を改築したとみられる生活家屋がある
山へ向かうのがわかる

この辺りからがスカイラインなのか?標識はない

5~6分ほど走ると、ここから山道と教えるいきなり細い道。そして暗い

カーブの連続だ。
うっそうとした森の中で、樹と空しかない

舗装道路で良く整備はされている。そうかスカイラインだもんね

『8号/○○号』の標識があれば嬉しいな。そうかまだまだ!と覚悟が出来る

やっと40号カーブへ

落ち着いて花など

始めて見る白いギボウシ

まもなく登山口に到着した。長野・松本・浜松ナンバー

ここが登山口。それにしても殺風景な・・・。山の案内板もないのかぁ~

さて帰路
下り始めたら左側に鉄塔、右側に看板。完全に見落とし

41号?
42号もあったのかもしれない。自信をなくす

ところで展望台は何処に?
下り道左側の木々の中にひっそりと。つまり上り路ではその存在は認められなかったのだ

探したけど道路脇には標識は見つけられなかった
 スカイラインにしては素朴すぎる

認めたとしても、下車して上がってみようという気にはならなかったかもしれない。
晴天だが眼下はぼんやりとしていたせいもある

自動販売機まではいらないけど、次はここらあたりを整備するといいんじゃない?

ゆっくり走ったから上りに40分かかっている。スムーズな運転なら15~20分くらいだろう
往路でのすれ違い車なし。交差に心配な個所もなさそう。
復路で3台の車に会ったが、3台とも男性一人乗車だった。印象から察するに女性向きのコースとは言い難いね。

大滝山へ登れば槍ケ岳や穂高岳の眺望がありきっと素晴らしいのだと思う。

あの古ぼけた展望台は安曇野が一望できる標高1400メートルにある。

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大滝山

大滝山(標高2616メートル)は豊科の光城山から正面に見えるという。

今年1月の常念岳(中央)の写真。雪の筋が滝に見えるから、左端がたぶん大滝山

頂上から眺めながら、いつか登る機会があればなぁと思っていた

三郷スカイラインからが登山口になるらしい。
先日登山道の整備を始める、と地域紙・市民タイムスに記事があった。
スカイラインというからには、きっと景色が素晴らしい道なのだろう

そして21日と22日に、安曇野市内の若手農業経営者達が丸太の標識を担ぎ
「登山道」の整備をしてくれたという。

常念岳が有名なので陰に隠れがちだが、歴史ある山のようだ。そして穂高連峰の眺望も素晴らしいという
蝶ケ岳ヒュッテのホーページに詳しい

勿論日帰りコースだが、鍋冠山(標高2194メートル)を越えて大滝山をへ登るので、アップダウンはあるかもしれない。
大滝山荘(7月20日~8月20日)に泊まってのんびりするのも一興かも。

もっと登山者が増えるといいのに

隣の生坂村には「大城・京ケ倉を広く世に出す会」なる活動がますます広がりを見せているらしい
思い出しブログ「広く世に出す」

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美しい畑


今夏初のカブトムシの夫婦

畑への道すがら、昨年と同じ場所にて

自宅から里へ下りる道沿いに、春から新しい菜園が出現した。
好きな情景で、いつか声をかけて畑に入りたいと思っていた。それが先日チャンス到来


後期高齢者よ、というおじさん(おばさんの私がそう呼ぶのも憚れますが)が
「まあ座れや」とまずは田舎特有の日常談話。

そしてやっと本題の野菜作りになったら「婆さんの言うとおりに作ってたら出来たせ~」

ねっ!支柱の桜の枝、稲わらの結び紐。

トマトもキュウリもナスもワイルドで元気そのもの

親つるだけがひたすら延びているシンプルなカボチャ。節目にちゃんと実がついている

これはマメかな? いまではもっと繁茂している。注目は支柱棒

株間しっかり土寄せ完璧のジャガイモと、おいしそうなネギ

借りている畑を半分ずつ耕し、連作を避ける輪作手法だそうだ。

見習いたい。
この秋からは品種を整理し、計画的に輪作作業にしよう
今年のキュウリの失敗は、土作りが原因だったと分かるようになった

基本のき

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写真展

作品を掲載できないのが残念だけど、力作揃いです。


安曇野市中央図書館横で開催中のポスター

何回撮影しても光と影の調節がうまくゆかない

写真展の紹介に、この写真を貼り付けるのは非常に心苦しい
じっくり腰を据えて自然や小さな動物を、とても丁寧に撮影している作品ばかりです

是非お運びを・・・
開催時間が午前9時~午後9時半までというのもすごい!

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隠れ家ケーキ屋さん

有名だけど初めて訪れた人は、なかなか見つけられないケーキ屋やさん
流行りのグルメ志向派からみれば「なにこのシチュエーションは!?」
意見の分かれるところ

美味しいんだわ、チョコレートケーキ!!

塗りのケーキ皿、金属製の砂糖壺とミルクポットはかなりの年代物のよう
珈琲とセットで700円也

民家の別棟のキッチンで、このケーキや料理は生まれる

「東京で修行したことはないよ。若い頃フランスで何度か」・・・・醸し出す雰囲気に気負いはない
「上高地で2~3ケ月仕事しては旅費を創って、またフランスへ」・・・笑顔がステキ
「リンゴの皮ばかり剥いていてもしょうがないと、ある日からお気に入りのケーキ屋へ、
毎日毎日毎日、同じケーキを買いに行った」・・・そして顔を覚えてもらった

こうしてそのケーキ屋さんの厨房に立つことに成功。

当時も今もフランス人の気位の高さは変わらないだろう。アジア系なんて小馬鹿にしているんだから。
さぞかしご苦労されたことと想像に難くない

そして今、安曇野のひっそりとした民家(たぶんんご自宅)で、ほんとうに好んでくれる人にケーキや予約でランチを。
夕食もありかな?

フランスの伝統的な基本のきのケーキをにこだわる
「ショーケースにずら~と並んでも、赤や黄色が乗っかったケーキはほんの少ししかないよ」

「食事は予約してくれないと、材料がないので」・・・と笑う

お値段お手頃は
「まぁ食べていければそれでよし」・・・のシンプル経営哲学
パティシエでなく”菓子職人”が似合います

『ナカクニ』データ
住所:安曇野市堀金烏川
電話:0263-73-8520 090-9668-9369
定休日なし
ケーキの持ち帰りもあります。モカロールがいい香りで美味しかった

道順:これがわかりにくい。さぁイメージして!

山麓線岩原交差点を西(山側)入る
しばらくして大きな1本松と道祖神。山口家の手前ね

ここを左折(南へ)。すぐT字路(突きあたり)を左折(東へ)。つまり交差点からUターンする感じ。
まもなく左手にこの看板
 風景に邪魔しない配色

駐車中の車があればすぐわかる。だって田園風景のど真ん中だもん
道幅が狭いから、垣根と看板に沿って駐車のこと
ズズーと屋敷のほうへ侵入
納屋を右に曲がると、このグレーの建物が素朴なレストラン

入り口は2棟の間をはいり右側。普通の民家の玄関の引き戸をガラガラと・・・
やっと到着。戸の上に手書きの看板あり。これだけ
行くだけでも楽しそうでしょ

ナビで検索できるのかなぁ?

余談1
ナカクニさんへ向かう途中、建築中のブルーシート発見

アートヒルズの東側の道をはさんで向かい「ピザハウス樹安亭」さんが、安曇野へ10月に進出です

スキー場の撤退続きが移転の決意では?と想像するが、雪をかき分け行列をいとわずやって来るお客さんたち、
今度は安曇野へいらっしゃ~い。駐車場はきっと広いよ
10月からの『信州デスティネーションキャンペーン』にタイムリーな開店だ。

余談2
2年くらい前に池田町立美術館となりから大町市へ移転のカフェレストラン「岳樺」
8月20日で閉店し9月には、また池田町渋田見に戻ってこられるんですって。近くなる。
池田での電話番号:0261-62-8935

事情はわからないが、安曇野はやっぱり魅力的なのかな?

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平成中村座信州・まつもと鑑賞記

まつもと市民芸術館、7日昼の部。

芸術館正面入り口前の幟

満席でした。着物の正装組(女性)も多く華やか賑やか。

意表をつく演出に大感激。我々が一般的にもつ歌舞伎のイメージとはまったく別。
高級感漂っていた歌舞伎を、江戸庶民の娯楽であったことを再認識させてくれた舞台。
歌舞伎役者がミュージカルに挑戦していた時代があった。クロスオーバーに奥深さが加わった感じ。

地味なテーマに、現代にも通じるメッセージをラップで表現。どの年齢層にも違和感なく受け入れられたと思う。
市民キャスト80人が混じる”松本スタイル”は、サイトウ・キネン・フェスティバルから受け継がれたのだろう。

あいにく引き幕はなかったが、実行委員会事務所のパネル壁に

鑑賞記念にどうぞ!と立ちパネル。しばらく待ったが使用者者はいなかった。
あの舞台を見た後では・・・・ねぇ

私のわかる名前の、中村扇雀や中村七之助や片岡??の後継者(○代目)メンバーが、「そうか歌舞伎鑑賞」なんだと理解させてくれる。

笹野高史さん(好きな役者さん)フィナーレでラッパ吹いていましたね。いいないいな

串田和美さんありがとう
実行委員会のみなさん、会場ボランティアのスタッフさん、お疲れ様でした

余談1
安曇野市三郷は多田加助騒動のゆかりの地。佐倉義民騒動といくつか共通点があると会場で買った冊子に書いてあった。

地元アルプス歯科さんのわかりやすい解説

関連施設は貞享義民記念館
ここに素敵なポスターがあったが、今でもあるかな?

以前訪ねたおり、すぐ近くに菓匠「宮本屋」があり、建物は100年前だそうだ。
加助さんの遠い親戚筋だということです。全国菓子博覧会会長賞を受賞した「義民の里」という和菓子がありました

余談2
大阪平成中村座開催予定。大阪8年ぶり公演
演目 選定中
平成22年10月 ~11月
大阪城西の丸庭園内の特設劇場、つまり江戸時代の芝居小屋にて
問合せ先:大阪平成中村座公演事務局  電話06-7732-8883
最新情報はこちらをチェック

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「平成中村座」信州・まつもと公演


メイン通りのあちらこちらではためく幟

まつもと市民芸術館の館長は串田和美(くしだかずよし)氏。芸術監督も兼ねる
父は哲学者で詩人の故串田孫一氏。
映画演劇の世界で俳優・演出家として活躍している人。
2000年に東京・浅草で初演された「平成中村座」の設立メンバーです。
今年は区切りの2010年公演が「佐倉義民傳」。6月に渋谷文化村・シアターコクーンにて。
そして7月2日~8日「信州・まつもと大歌舞伎 佐倉義民傳」となる。

「平成中村座」は江戸時代の芝居小屋である中村座の流れを汲む雰囲気を模した劇場空間であると紹介されている。
引き幕の色は白・柿色・黒」の幕が使われるという。

『(十八代目中村勘三郎の襲名披露公演では白、柿、黒三色の定式幕が使われていました。
この配色は、江戸時代の中村座で使われていたものだそうです。
白布は「幕府から初代勘三郎が賜った生地を使った」という由来があり、
他座ではこの由来に遠慮して白色の生地を使わなかったということです』

これも見どころのひとつだろう

歌舞伎座、 国立劇場などの歌舞伎公演で通常使用される幕の色は「黒・柿色・萌葱色」

うちにある古い市松人形の着物の柄は・・・

 
松本パルコ6階エレベーター横に置いてある、信州大学学生広報発行の9ページの冊子(フリーペーパーです)

そして「佐倉義民傳」鑑賞の日は7月7日
歌舞伎は元来大衆演劇だったはず。大鹿歌舞伎を鑑賞した時もつくづくそう思った。
今回はちと高くついたが、久しぶりのナマモノ新鮮イベントにいそいそと出かけるつもり。

余談
面白そうない本がありますが、今手元にありません。その一端をうかがい知る参考サイト
大向こうの堀越さん「ほぼ日刊イトイ新聞」から

一番余計な余談
串田孫一と和美氏の信州つながり・・・こうだったのではないかと私感

父の孫一は登山も趣味として持ち、信州の山もいくつか登山している。
長野市の故清水栄一著『信州百名山』のー序によせてーを執筆している。
こんなことから察するに、和美氏も幼いころから信州に親近感があったのではないかな?

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碌山美術館のお手伝い

収蔵作品も庭も建物も成りたちもすべてが素晴らしい碌山美術館

 2009年9月10日の日記から

友の会会員に登録している(年会費2000円)
わずかなボランティア活動(すみません)で、鑑賞の際本人と同行者1名が無料の特典が
何回(年度内)でも受けられる。
来宅の友人たちを案内し喜ばれている

今手元にある案内には

ー次回の大規模企画展ーのチラシと

ー期間中の展示施設での巡視ボランティア活動のお願いー

経験の有無を問わないと書いてあるし、ガラスや陶器など割れ物の展示でないから、よもや私でも壊すこともなかろうて・・・

そして
条件を読み、夏のスケジュールとにらめっこしながら数日の参加を申し込んだ

後日マニュアルが送られてくるそうだ。

よその美術館で地味な服を着て展示室の隅に座っている”おねえさんの気分”になれるってわけね