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徳本峠小屋探索

以前、徳本峠小屋について「是非一度は行っておくべし」と勧められていた。
松本ヒマラヤ友好会の企画に、チャンス到来と飛びついたのは言うまでもない。
2010年8月1日、1年ぶりに再オープン、泊まったのは木の香り充満の8月7日。

多くの登山者を迎えては送り出した標高2315メートルの徳本峠小屋。
元の小屋はすぐ横の部屋とトイレと食堂だった。

まず西(テント場側)の顔

87年(大正12年築)の原型を残した家屋。当時のままで残る山小屋はここだけだという。山小屋建築の歴史を伝える建築物として、この部屋は博物館的に存続させる予定らしい。

この平屋で天井裏を中2階と中3階のイメージで20人ほどの寝床になっている。立つと梁で頭をゴツン!

そして大きな杭は雪から家屋を守るための、はめ板を重ねる足場
その板は庭の談話・飲食用テーブルと椅子で兼用

当時からの道具や注意標識も各所に健在

新築なった東棟は、1階を調理室や食堂、2階を宿泊部分と多分スタッフ室。2階通路を抜けると外にトイレ。
食堂には本棚があり歴史を伝える古い本も並ぶ

夕食の食堂に入ったとたん、かぐわしい木の香りが鼻をつく。

梁や柱の一部は壊した建物の再利用

夕食は時間差でゆったりと・・・

朝食は全員がほぼ同じ時間に出発のため、一斉に食べ始める。端席はご飯・味噌汁→メイン→お茶・小鉢と縦に並ぶ

夕刻の歓談中のこの笑顔に、疲れが吹き飛ぶ

右の支配人岩本さんは大阪からの単身赴任
左は長年&いつもボランティアの松本市島内の高山さん
自宅の畑から新鮮な野菜と、ビールの空き缶を背負い通っている。この人がいればこその山小屋かもしれない

トイレ汚物は、このタンクに溜めヘリで下界へ運び処理している。
トイレ使用料は1回100円也。メンテや処理費に充てられる。小銭忘れないで!

雨水利用の手洗い。
水場もないので、明神からの登山途中「最後の水場」で汲んでくること。
水のない人はボトルを買う。

7日の夜は定員オーバーだったのだろうか、高山さんたちは食堂で寝たそうです。
遅く着いた人が泊まれなくて、明神へ下山しました。
リオープンで混雑が予想されるので、予約したほうがいいね。

有名な大型山小屋のような完璧さはないが、のんびりと素朴に(きっと)古きよき山小屋風情を残しているのだろう

そして翌8日、八ケ岳を抱く朝焼けに酔う

北側へ走り朝日を受ける穂高を・・・・間に合った!

余談
 ブレ画像
到着時小屋にいた青年の帽子には「中信森林管理署グリーンパトロール」
その仕事は、国有林を巡視して高山植物の盗掘やごみ不法廃棄を防ぐため、パトロールをしている。
彼の話では、昨年の帽子には前中央にコマクサの刺繍だかワッペンだかが貼ってあったので、人気だったとか。
ご苦労さま

日本アルプス命名の地といわれる徳本峠(とくごうとうげ)と小屋についてはこちらへも

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新ショウガの新レシピ

教えていただいた新ショウガの美味しいレシピ
名前を聞き忘れて・・・

新ショウガを砂糖で煮つめて、保存食を作ります。
——甘さほどほどピリリと疲労回復—–

材料:
新ショウガ1キロあたり
砂糖(白糖でもグラニュー糖でもザラメでもOK)700~800グラム

作り方:
①新ショウガの皮をむき、繊維に対し直角にスライス。厚すぎず、薄すぎず。
②大鍋にたっぷりの水から3回、ふきこぼすように茹でてアクを抜く(薄い茶色の煮汁がでる)
③あらたに鍋に新ショウガと砂糖をいれて火にかける(水分がたっぷり出てくる)

④30分くらい煮ると水分が減少してくる・・・・分量が減っただけで、一見変わった様子はないね

⑤さらに煮つめ、ヘラで混ぜていると30分後にはからりと乾燥した状態になる
この面白い変化を見るだけでも、やってみる価値あり。

頂いた見本では、表面が粉ふき芋のようにざらっとしていたが、なぜかさらっと乾燥しただけだった。
砂糖の計量ミスで少なかったのが原因かもしれない。

カリカリとした美味しさには問題ないので・・・これでよし!とする

缶で保存

徳本峠登山の時いただいたので、きっと疲労回復には効果あり!
ジンジャーエール好きにはたまらない一品となった

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碌山美術館のポプラ

ポプラの木が好きだ
碌山美術館の老木三兄弟も好きだ
 昨年9月の撮影画像

2010年8月11日の画像には右のおじいさんがいません。
切られたようです。ストーブの薪になったのでしょうか?

薪といえば「碌山美術館のストーブに使ってもらえるなら」と薪の提供が多いそうです。

住民からも観光客からも愛される、小さな人気の美術館です
碌山美術館

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徳本峠から槍見台へ

今回のトレッキングコースは
上高地→明神→徳本峠小屋(泊)→霞沢岳→徳本峠小屋→明神→上高地

2日目の私は霞沢岳登頂に自信がないので、早朝出発メンバーを6時に見送ったあと、午後の到着メンバーを出迎えた。
かなりアップダウンがきつく、多人数でもあり予定より1.5時間遅れの到着だったから、やはり留守番は正解だった。

さてっと、留守番の半日はただぼんやりしていてもいいなーと本や新聞を持参したが、
昨日の到着時に発見!
ん?大滝山。

”峠の宿”に泊まりに来た名古屋市のNさんと、”大滝山”ですっかり盛り上がり
彼が槍見台へ行くというので、チームリーダーに了解を頂き同行出来ることになった。
いつもながら強運の蔵くらである

地図を見せてもらうと、槍見台は大滝山へのほぼ半分くらいに位置する

宿の裏手から登り始め、中村新道の樹林帯をアップダウンしながら「明神見晴らし」に到着。
これは地図にはなかった

看板からの正面は明神だがよく見えず、倒木ベンチから正面に見えるのが前穂だよと。 

右へ目を移すと△は槍ケ岳だ

ここで峠のテント場から先発のMさんご夫妻としばし歓談。
この先蝶ケ岳~常念~燕岳~中房温泉~駐車している沢渡までと長い縦走を続けるそうだ。
それぞれ(確か)15キロと20キロのリュックを担ぎ、小顔に似合わぬたくましいこの二の腕。
リュックから繋がる管は水筒の先端。

リュックを担いだまま、手元でオンオフして水が飲める仕組み

昨日今日の山ガールなど到底足元に及ばない本格派
昨日朝、中房温泉に下山された。いつの日か再会の予感あり。

そして前進。ゆるゆるとアップダウンで「大滝槍見台」に到着

しっかりした材木で高さ4メートルくらい。階段は機能性重視の垂直。

因みに”2002年8月槍見台”の拝借画像では

山小屋の方々による修復だろう。ありがたいことである

櫓の上には標識板があるが、これは不鮮明。23~~と読めるが・・・・

しかし苦労して登るも槍は雲の中。しばらく滞在して峠の宿へ戻る

帰路の明神見晴らしでは、常念岳(左)が見えた。蝶ケ岳へ続く峰々
山の向こう側はおなじみの安曇平である。

山の形を覚えられないから、あれが○○こちらが●●と案内出来ない、とほほ
解決法は地図をもっと読むこと・・・はいはい
「山と高原地図」が使いやすいよと指南を受ける。

峠の宿に泊まるのが目的で来たというNさんは、きっと私の待ち時間をすこしでも減らそうと
ゆるゆるのんびり過ごしてくれたのだと思う。感謝

はい小屋の裏手に到着。6時過ぎに出て12時ごろ着
新築なったトイレと、宿泊棟、食堂キッチンなど管理棟

ランチは一緒にチャーハンと味噌汁をいただいた。

名古屋へ帰るNさんを見送る。有意義な半日をありがとう。

次は峠の宿の探検日記

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徳本峠小屋へ

徳本峠と書いて「とくごうとうげ」と読む
登山は昨年の槍ケ岳以来だからほぼ1年ぶり

さて
徳本峠に行くには、上高地河童橋から明神を通過して登山道へ。

梓川沿いに穂高連峰を眺めながらお馴染みの景色を歩くと
キャンプ場の人だろうか?椅子を持ち出し梓川のほとりで緑陰読書中。
素敵な景色に断りをいれて撮影させてもらった

その先の水辺では光輝く、まるで映画のワンシーンのような・・・
もし足が不自由になっても、思い出の時空を懐かしむ自由は得られるのだと、思わずシャッターを切る

上高地はいつ訪れても美しい景色を見せてくれる

さて登山開始

せせらぎを渡り

花の時期でないのか、花が少ない登山道なのか、あまりみかけない
 たぶんユキザサ

キホトトギスが珍しかったが画像なし

そして午後1時半頃には峠に到着

テント場側正面から見える穂高連峰

今夜の宿は念願の「峠の宿」
ダケカンバのお爺さんがいる80年の歴史を刻む山小屋だ

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アンデスメロン第1号

まがりなりにメロンができた

直径 12.5センチ
重さ 900グラム
旨さ まだ硬くて青くさい・・・スーパーで買った時『ひゃ~失敗した!』の味
市販品のようにこのまま常温で放置すれば、甘く変身するのかな?

よくお尻を指で押してぺこぺこすれば食べごろ・・・と聞く。
待つか割るか迷ったが、早く見たかった

今回はまず試し収穫だから、メロンの格好したものが出来たということで満足満足
数個の残りはゆっくり見守り、完熟を目指す。
ハクビシンからの被害はないような気がするが、カラスはありそう・・・どんな展開になるやら。

余談
メロンの基礎知識

じゃがいもは試し掘りのキタアカリ。
昨年の失敗はなんとか克服し、大きく成長した。やはり畝を深く掘ることが大切だ
葉も茎もまだ枯れきっていないので、しばらく畑で眠ってもらう

付録
最近よく登場するハクビシンはこんな顔
 もちろん実写ではない拝借画像

元々は昭和2年に台湾から毛皮用として移入したものが繁殖して、自然に帰化した外来種。
体長が50~75センチで、ネコのようにしなやかな体つきをしており木登りが得意。
ミカン、柿、リンゴなどを好むようだ。
全国的に被害があり、最近では駆除専門会社もあるほど。

農家にとっては死活問題の、サクランボや桃など人間の窃盗団はもっと許せない

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動物から野菜を守るには

原爆記念日、いや平和について深く考える記念日
午前8時15分 静かに黙とうを捧げる

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ハクビシンからトマトは守った
畑の師匠からは、現在この地域で出没し、作物を荒らすと聞かされている。
「トマトもトウモロコシもさあ収穫という食べ頃にやられた!」と嘆く。

ではと、ない知恵絞って汗して対策を講じたが・・・結果はいかに

全国的に作物被害の多くは、この3種が多いようだ
タヌキ(狸)は、哺乳類 食肉目裂脚亜目 イヌ科
ハクビシン(白鼻芯)は哺乳類 食肉目裂脚亜目 ジャコウネコ科
アライグマ(洗熊)は、哺乳類 食肉目裂脚亜目 アライグマ科 (パンダはアライグマ科の亜種だって!)

わが畑の被害はトマト少々ですみ対策完了しているが、小玉スイカにも防止策を考える。

やっと直径15センチくらいに成長した

2×2.5メートルくらい四方に支柱棒を数本立て、ビニール紐で無作為クロス。これより延びるつるは内側に巻き込んだ

被害を受けそうな動物からみれば、効果はないに等しい? とほほである

四辺の際にキュウリのつる用ネットを被せた。足をひっかけ凝りるのではと睨んだが・・・

おいしい野菜を作って夏の路傍で対面販売する江澤ファームの若いおかみさんは、
「スイカはカラスに食べられたよ」
「ちょっとでも赤いのを見ると飛んでくるから、熟してなくても割れたのが出れば始末すること」
と教えを受けた

早速割れ玉発見

『割れるのは裂果で水分の急な変化で、皮と中身の成長にズレが出て割れる』
『傷があると割れる。たとえば鳥につつかれた場合など』

Webサイトで被害報告を見ると、こんな対策ではダメだろうが、無策で敗北はつまらんので
とりあえずこのまま静観する

結果やいかに!

全く被害がなければ、美味しくなかったってことになるわけ?
食べ頃は、実の付いている一番近くのヒゲが茶色くなった頃だそうだ

付録
江澤ファームの紹介記事
今年も、山麓線「ホテル・ビラあずみの」から少し北寄り、交差点手前東側で営業中。
夏野菜満載、おしゃべりも愉しくついついたくさんお買いものしちゃうよ~。

午後6時頃、にわか雨・・・恵みの雨よ雨よ

被災地広島では、水 水 水が欲しいよと多くの人が川に飛び込んだ
畑に水を待ちわびる、平和な日々に感謝 

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京都から穂高へ

 
左:豊穣・薬効を表す水玉(酒器)と
右:学問を表す巻物を抱える
京都哲学の道から奥にある大豊神社の”コマネズミ”の土鈴

45年ぶりに顔を合わせる・・・・懐かしい職場の先輩が、登山靴をはいてJR穂高駅に降り立った。

「南小谷から汽車?に乗り、車内の前座席の紳士たちと愉しくおしゃべりしながら来た」という。
先輩のもの静かな親友と二人旅、かと思ったら金沢から栂池で合流した6人旅だった。

面白いコースは
1~2日目:深夜京都から~翌早朝栂池付近のバス停着~栂池自然園散策~路線バスを乗り継いで~蓮華温泉
ワイルドな露天ふろがあるロッジだ。
出発直前「水着持参のこと!」と緊急指令があったと笑う

3日目:路線バスでJR南小谷駅へ~4人と解散して13時50分穂高駅着。~大王わさび農場~松川村すずむし荘温泉~我が家泊

4日目:午前中、有明山神社へ散策。ランチは我が家の手作りカレーを堪能?し、穂高駅13時51分発。
松本駅から京都へ、直行しなの号で帰って行った。

付録:
由緒ある大豊神社
こんな 紹介記事

先輩の嫁ぎ先が大豊神社。今は息子さんがあとを継いでいます。
かわいい土鈴の評判がよくて、人気沸騰したそうな・・・・
京都へお出かけの折は覗いてくださいな

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たたい菓子ギャラリー

昔懐かしいみそパンとしそパンの量り売りで有名らしい菓子店「たたい」
数年前の改築時にギャラリーを併設したので「たたい菓子ギャラリー」

伺がった時は「布のある暮らし展」で、コットンにベンガラ染めを施した大人や
子供向けの洋服や帽子、手提げ袋などが展示・販売されていた

小ぶりだが、菓子作りの道具や古いタンスを再利用した店内は、レトロで温かな雰囲気。
1878年創業だそうで老舗だ

そして同じ店内にみそパンとしそパン

みその香りと、甘さも交えたしその香りが素朴なパン生地によく似合ってる
大きさは一口でパクリとはいる
昔のお店屋さんにあったガラスの入れ物と計りが健在。
下のケースにはらくがんもあった

建て替えて”ギャラリー”になっても、懐かしさは失いません・・・と看板がいい味出してる

たたい菓子ギャラリーデータ
松本市梓川倭1963-1
電話: 0263-78-2158
地図:「布のある暮らし展」のチラシから

製造過程の見学をしたいなぁ~

余談
先日三郷スカイラインへ行った途中に「田多井」交差点があった
お店で聞くと「昔、田多井城があったそうです」
ってことはひょっとしてご先祖様は城主さま?

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わさびアイスもなか

京都から、今夏の第一陣お客人ふたり

蓮華温泉~南小谷~穂高着が午後2時前だったので、遅めのランチは
そば処「上條」へ

さて、曇天だったので北アルプスと安曇平野鑑賞はやめて
大王わさび農場

定番コース散策とお土産調達セレモ

本日のピカ一発見

2ケ所の売店内のアイスボックスに静かに待機していますが
隠れた人気商品らしく、平日でも在庫ぎりぎりセーフだった

 250円

わさびソフトが有名だが、その陰に隠れた一級品です
多くのお客人を案内してきましたが、ついぞ知りませなんだ

そのお味は
わさびと塩味がきっちり主張していて、わさびソフトクリームがぶっ飛んだ!
だからブツの画像なく、包装紙のみ
(だからって生わさびが使われているようではないけど)

散策コースにて
アイスもなかのおかげでその存在が薄かった