Posted in

続サイトウ・キネン・フェスティバル

《楽都松本》を目指す意気込みを感じる
小澤さんは勿論立派だが、支える松本市や後援各社、実行委員会とボランティアもすご~い!
地元で肌に感じる爽やかさは、遠くからニュースとしてとらえる、ネットで読むとはまた違った感触である。やっと入手したチケットをバッグにしのばせ、大阪からの友とコンサートに集う。至福なり
写真左:街中にあふれる公式ガイド(一部カットしています)
写真右:チケット

一般電話と携帯電話を両手にもちリダイアルで架けまくる。
やっと入手したチケットは「ふれあいコンサートⅢ」
その中のひとつ宮沢賢治作、三宅一徳音楽の”○注文の多い料理店”で野沢那智氏の情感溢れる朗読がありました。洋画好きにはお馴染みのアラン・ドロンの吹き替え声優です。名前は知らなくても声でわかる人である
翌朝、ホテル・ブエナビスタの喫茶店で見かけましたが、声をかけられなかった
演奏会場はザ・ハーモニーホール。演奏者の登場前いきなり拍手がおこり、小澤征爾さんと内田光子さんが入場してきて1階のど真ん中に着席した。暖かい拍手で誰一人握手を求めたり、勿論サインをねだったりしない自然な雰囲気だった

ザ・ハーモニーホールはヒマラヤ杉の木立の中にあります。大阪城ホールをしのぐ(建物は小ぶりだが)ロケーション。付近には飲食店が殆どないので、出かけるときは考慮してください

そして
友をを送った7日夜、松本市民芸術館で内田光子さんのピアノ演奏会へ
偶然知人から譲り受けたS席、1階中央からやや後ろ左側だった
迫真のオーラあふれる内田さんに惜しみない拍手が長~く贈られました
この日も小澤さんは1階中央座席で鑑賞。当日昼は学校や施設での音楽指導があったはずだから、
病後にもかかわらずタフである
私には右前4メートルのライオンヘア後ろ姿も充分鑑賞できたというおまけつき

平成16年のこけら落としがサイトウ・キネン・オペラだった芸術館外観(松本市提供写真借用)

写真左:館内2階ロビー付近
写真右:オペラ劇場仕様のバルコニー席(今でもこう呼ぶのかな?)

さらに
市内を散策中こんなポスター発見

なになに、最終日9月12日にはオーケストラプログラムBの「街角スクリーンコンサート」があるって?
しかも240名入場無料 早いもの勝ちだと
別の情報では東京六本木ヒルズアリーナで「六本木スクリーンライブ」が・・・
いずれも18:30スタート入場無料で開催される
こういった取り組みと努力が持続的文化事業となりえるのだと感心する
行くの?と聞かれたらモチロン!と答えよう
来年はあがたの森文化会館での若い人のための「サイトウ・キネン室内楽勉強会」
に是非参加しようと思う。チケット1,000円(今年)も嬉しい

Posted in

養蚕農家から逃走?の蛾

安曇野はもう秋の気配です

穂高に住んでいればこその体験をした
穂高は昔から天蚕が盛んで緑の繭から緑色の織物が出来る。それはそれは高級な絹織物になります
わが過去ブログでは
3月3日にふるい繭発見の喜びと11日天産センターへ見学
を掲載しています

8月31日の夕方、夫が軒下の壁に張り付いる蛾を発見。腰を抜かしそうなほど大きい

体長全幅15センチ、チョウやガの計測は片方の羽の幅を指すので7センチ
早速図鑑で調べると・・・・おぉ”ヤママユガ”といって繭をつくるガであった

その夜網戸に「逃がしてくれてありがとう」と告げたかどうかわからないが、

 挨拶に寄ったヤママユガ

夏の林で見つけた繭はグリーンで、冬の枯れ木にぶらさがっていたのは茶色です
現在20個をキープ。なぜ集めているのかって?冬の夜長の手仕事だべ→また茹でて紡いで機織さ

”きゃあ~”と殺してしまった青虫はひょっとしてヤママユガの幼虫だったかもしれない。
もしそうなら知らなかったとはいえ、アーメン! 
だって私たちの大切な植木の若葉を食べてると思っていたから・・・
彼らはクヌギやナラを食べるガの幼虫だったんだ、きっと(6月23日掲載写真)

来年からは隣の空き地へ移動させることを誓う

参考:
ヤママユガと天蚕について

Posted in

サイトウ・キネン・フェスティバル松本(SKF)

今年も盛大に繰り広げられている
サイトウ・キネン・フェスティバルとはなんぞや?関西にいる時の認識は、毎年松本市で開催される、チケットが取れない、全国からファンがやってくるイベント・・・だった。
今松本市の隣に住んでいても、情報は細かく得られるがやっぱりチケットはとれない、開催中はホテルもフルになる

では公式サイトから抜粋
小澤征爾氏を中心に、世界に散らばる斎藤秀雄の門下生でオーケストラが結成され演奏活動を始めた。その延長線上のオーケストラの面々が母体の、音楽フェスティバルであり、松本市で1992年9月の6日間からスタートした
メインのプログラムはオーケストラコンサートとオペラの2本の柱で、その他関連のコンサートも含めて、今年は8月17日から9月12日まで市内の4会場であります。
詳細はこちら
昨年に続いて今年も・・・で、結果2つのコンサートのチケットがゲットできました。ふぅ~

地元のニュースを見ていて、来年は是非「若い人のための勉強会」の発表の場に参加しようと思った。小ホールのフラットな会場(あがたの森文化会館で真近に演奏を聴ける雰囲気がよさそう
何故松本市で?
実行委員会事務局の話:開催地探しには東京以外で、落ち着いた環境で、音楽が盛んで、狭い地域内に演奏会場が豊富にある・・・などから松本市に決定したらしい
確かに大阪市や長野市で・・・はありえないような気がする

8月26日、SKFの関連事業「歓迎吹奏楽パレード」を見物した。パレードは参加団体(金管バンドや吹奏楽部61団体、3400人)ごとにスタート地から松本城まで演奏しながら歩く
写真左:暑い中一生懸命だ
写真右:こどもの重い楽器を支えて演奏に協力する団体スタッフ(先生?)

写真左:まんず統一性
帽子の青と襟つきシャツの赤はお揃い。シャツのロゴは各団体ごとにプリントし、パンツ、スカート、短パンは色も形も自由のようだ。小中学生は体操服を着用している
写真右:スタッフは赤と黒のシャツ。殆どがボランティアで行進終了後、観客席の椅子を楽しそうに片付けていた

写真左:先導のボーイスカウト・ガールスカウト
写真右:トリは松本シティマーチングバンド(実力は6月の20周年フェスタで体感済み)

■夏の空 汗吹き飛ばす マーチング

おまけ1
なぜ小澤征爾氏が好きか?単純である。
①その昔、大阪フィルハーモニー管弦楽団の金管が弱かったころ、小澤氏の指揮で蘇ったことがあった。素人なりに聞いていてわかった。凄いもんだ!
②楽屋で最後の調整をしたその勢いで袖から小走りに舞台中央へ。その姿が美しかった
③「ボクの音楽武者修行」を読んで、若いっつうのはいいもんだ!私の子育てに活かしたいもんだ!とつくづく感心した。充分ではないが、なんとかいい青年達に成長したようだ???  内容紹介(拝借)

おまけ2
第1回「松本映画祭」が9月30日~10月9日に開催される。地方で有名なところでは「ゆうばり国際映画祭」財政破綻の夕張市で来年も続けられるかな?

何事も継続は力なり

Posted in

記名入りゴミ袋

秋が深まりつつある今朝7時、外気温21℃
 近くの田んぼではもう稲穂が色づき・・・・

地球規模で環境を守ろうと叫ばれる昨今。全国の家庭用収集や専用袋はどんな形態だろうか?
【1】ここ安曇野では各地域のごみ集積所によりスチール製の物置だったり、大きな金属製のかごに蓋つきや網掛けだったりする
写真左:民家が多いごみステーションはスチール製物置
写真左:軒数の少ない地域が採用している、ふたつきステンレスごみ集積かご(2×1×1㍍)

【2】当然どこの自治体でも収集日が決まっており、住民は分別して搬出する
写真:安曇野市のごみ・資源物収集カレンダーには随分細かくフルカラーで指示している
おまけに裏面にはあいうえお順に、品名ごとの分別・注意事項まで書いてある

先日来宅の西宮在住のKさんは、わかりやすい一覧表だと感心していた。
『協力するから、一目瞭然のテキストを用意して!』は、しごく当然の住民感情だろう
ここらあたりまではどこの自治体でも大同小異だと思う・・・が
【3】ではゴミ袋はどうだろう
なんと居住地区と名前の記入方式だよ。しかも有料。しかも10年以上前から・・・・先駆的発想です。しかしワン・サイズなので二人暮らしには不便ですが、寒くなればまとめ調理など工夫して燃える・燃えないを各1回/週を心がけている。
1枚あたりの価格は
写真左:もえるごみ指定袋      11.5円 税金30円
写真右:もえないごみ・資源物指定袋 16.8円 現在は無税 プラ製容器やガラス・陶器・缶
     その他にも兼用する

おまけに日本語以外に中国語・ポルトガル語・ブラジル語表記 
大型スーパーやホームセンターではやや安くなる
先日わかったのだが、プラの袋に細かいプラスチック包装品をいれてはイカンのだそうだ。行き先は一緒でもバラでいれなさい!とのこと(守っているようでも???)
【4】地区名+記名@指定専用袋
写真左:散歩中に見た別荘族に対する警告張り紙  写真右:ゴミ袋の記名欄(これはもえるごみ用)
     そうなんです。別荘に限らず一般のごみステーションでも無記名や搬出間違いは
     ボックス内に置いてきぼりです。守らないと当番がかないません

その他あれこれ指示がいっぱいのごみ収集にもかかわらず、自慢じゃないが安曇野市はプラスチック製容器包装ごみ収集ワースト5位以内です(全国だよ、どんな基準で決まるんだろう?)
【5】余談
大阪時代はマンション住まいで、ブロック製の大きいゴミ集積所があったが、投げ捨てに近い状態だった。30年前の入居した当時、袋に記名式ならこんなことはせんだろうと嘆いたものでした。今でも黒・青色袋OKだし、大阪市が推奨の中身が見える袋を使ったからといって何の特典もないという野放し状態。担当者の話では「家から一歩出たゴミにお金はかけない!風潮」と嘆いていた。が現在これではイカンと基準見直しに動き始めたそうです。ご健闘を!!!

この夏、我等のステーション横は花盛りで、ごみ捨ても楽しいものでした

Posted in

漆工芸作家の美術館

今朝6時の外気温20℃!久しぶりに鳥たちが乱舞狂喜の鳴き声をあげていました

我が家にウルシの群生があるから漆工芸作家の美術館へ行ったわけではありません
安曇野高橋節郎記念美術館に熊谷守一画伯とジョイント展が開催されており、アンリ・マチスの画風に通じる熊谷守一の絵が好きだから・・・
  青空の中、適材適所適時の鑑賞日なり
明科方面へ走る折にみかける建物で、シンプルな外観にいつかいつかと今になってしまった

写真左:正面からの外観。2003年オープンの安曇野市立美術館
写真右:この地域には屋敷林のたたずまいが美しい屋敷がたくさんあります(安曇野の原風景)

涼しげな水辺では、若い女性が黙々と清掃に励んでいた

美術館は生家の敷地内にあり、ご本人にとってはことのほか嬉しいのではと察せられる。茅葺屋根の主家・漆喰壁の蔵も利用されており、こちらは無料で見学できる
塗りなおしているとはいえ素晴らしい土壁の江戸時代中期の古民家である。当時の香りが漂よっているようでした

アトリエは東京だが、題材のイメージは育った穂高の風景や仰ぎ見た星・空・山々、花や蝶です。館内に展示の詩「穂高の四季」からも充分感じられます。作品は年齢を重ねるほど若々しい色とデザインになっている
アンケート協力のお礼や包装止めについてくるシール

ロゴマークは子どもの頃、作家が山で拾って遊んだ土偶です

図書館内に案内映像テレビ、パソコンが8台くらい並んでおり(宝くじ事業から提供とデスクトプに表示があった)ここも入場無料だ
小ぶりなカフェでもあったら長居しそう。11月に墨絵の講座が予定されており、会場は蔵のようだ
芸術の秋にちょっと参加したい気分・・・・

余談:高橋節郎作詩「穂高の四季」の一節から
 穂高の春は好き
  夏も好き
   秋もまた好き
    冬はさらに好き
              ■私の気持ちそのまま・・・・だから安曇野へは四季にお訪ねください

Posted in

有明すいか

さすがに夏!午後2時現在の外気温34度、室内は27~30度、湿度50~60%で冷房はとりあえずかけていませんが、いつも夕方からは涼しくなります。
久しぶりに山麓線を歩く。観光客の捨てる缶やタバコの箱を拾いながら歩くく・・・。さすがに夏休みにはいると、自転車・歩行者・車が多くなりました
写真左:夏の山は冬と違ってボンヤリ
写真右:あちこちにある道路標識

信州でスイカといえば中南信・波田町と相場が決まっている
しかし住んでる地域内「有明のスイカ」もおいしいですと産直販売のお店で薦められた
今朝買ってきたスイカの身体測定:
幅27cm 身長30cm 胴囲86㎝(私の腹囲と同寸) 体重は非常に重い
緑の網は明日のイベントに用意したもの。味とイベントについては後日掲載

このお店は「ファーム江澤」の直販店。
ひょんな縁で知り合いになったまったりふぁーむさんの、若い農業者仲間である

東京と茨城出身の脱サラIターン就農若夫婦で2年目だそうです。
とうもろこし、かぼちゃ、なす、きゅうり・・・・カブトムシ・クワガタ????
近くの虫取り名人(?)が提供してくださるとのことで、観光客の子どもたちが大喜びですって。3匹はいって虫かご・えさ(きゅうり)つきで700円~じゃ、親だって大喜びだ。
(真偽のほどはわからないが、近年盛んな餌ゼリーは甘すぎて虫が糖尿病になるって・・・笑)
店の場所は山麓線と有明山神社へ向かう交差道の角、駐車スペース完璧の立地条件です
朝収穫し、午前8時30分から午後2時頃までの売り切れゴメン。8月中は無休です
問い合わせは0263-83-6151

■余談1
安曇野STYLE2006に出店予定(農作物は自然との折り合いがあるからね)とのこと
2006年11月2~5日に安曇野でくり広げられる『安曇野のを巡る。』のことです
普段は見学できない工房やアトリエ・クラフトショップ・美術館・ギャラリーなど”ものづくり”にかかわる100以上参加の大イベントです
またの機会に当ブログでも紹介いたします。
■余談2
おいしいパンの会話から
穂高神社の中に店を構えるこっふぇる梅太郎さん(当ブログ5月25日紹介)が人気上昇中で、こちらも若いご夫婦の経営です。
山の好きなご主人が穂高近辺で出店探しをしている時、穂高神社の宮司さんと出会い『神社内のパンやさん』となったわけ。私が穂高へ来るきっかけとなった棟梁との出会いといい勝負だ!
どこにでもいいご縁ってあるもんです

夏も秋も楽しい安曇野。すいかとともにまた自慢してしまった

Posted in

となり村

遠くでもなく近すぎるでもなくすこし郷愁もあり「となり村」って響きが好きです
ここは北安曇郡松川村。
のどかな田園の中に、ちひろ美術館・すずむし荘温泉・とんぼ玉美術博物館・観光農園・・・と観光スポットを持ち、平成の大合併に雷同せず自主独立の精神旺盛な村との印象を、私は抱いている
有名な正調安曇節のふるさとでもある
長野県四大民謡のひとつで、他は伊那節 木曾節 信濃追分じゃなかろうかと役場観光課の職員氏

有明山が一望できる村内を散歩がてら3時間半歩く
デジカメを忘れたので全画像とも携帯電話のカメラです。見苦しくてすみません

写真左:松川村ではどこからでも有明山が見える
写真右:「まつかわ おすい」と銘のあるマンホールのふた

写真左:乳川の流れ。穂高よりのどか・・・・
写真右:右側の2車線道路幅と同じ幅の舗道。つまり将来拡幅工事が手間要らずである
そこで思い出したのは、この近辺に国営のアルプス公園建設の計画があるとかないとか。
豊科と掘金にまたがる大きな国営公園はすでにあるんですがね。
ひょっとして????

写真左:ジャガイモの花
写真右:ナスの花

写真左:三度豆の花
写真右:傘の花。まさか! 敷地と道路の境界線にある入口表示(夜間対策かな?)

ここからの帰り道、野菜を植えたい衝動にかられました
ミニトマトなら、素人でもなんとか収穫できると聞いたことがあります、ムムム・・・

余談
松川村ホームページを開けると・・・・
topページ
ちょっと珍しいです
因みに広~い面積(4700ha)に人口10.240人(2006.06.01現在)

Posted in

梅雨の中休み 「井口喜源治記念館」へ

22日曇天のなかにこんな景色を見つけました
たわわに実った小麦と雲がどんどん上昇している光景ですが、撮影技術悪くて残念です
それでも1句
■雲昇る 小麦も香る 梅雨休み
句作の技術もないのですが、昇ると香るがリズミカルに連動するかと素人は自画自賛???

JR穂高駅から東へ穂高神社を越えた角に、「テーラー井口」というデザイン文字の古い看板があります。
以前から井口喜源治の関係宅ではと思っていましたが、正解でした。
その南に財団法人「井口喜源治記念館」があり、地味ながらその功績絶大なる「人物」と「研政義塾」を紹介しています

写真下:入口そばの紫陽花

以下記念館チラシから抜粋
明治・大正・昭和のはじめまでの34年間に800人近くの人々を世に出した私塾です
荻原碌山も学びました。
アメリカ・シアトルに渡った70数名、
外交評論家として活躍した清沢洌
ワシントン靴店の創始者
農村にとどまった哲人斎藤茂
ほか「自由と独立」を基に「よき人」であれと説いた人格教育により、個性に満ちた教え子たちがいる
新宿中村屋の創始者相馬愛蔵とその兄、臼井喜代らの支援を受けて創立したものの、経済的困窮は大きかったが、骨身惜しまず教育に励んだという。
館内には喜源治の師・内村鑑三(キリスト者)が”穂高の聖者ペスタロッチ”と称し、草深い穂高を3回も訪れ講演し激励した、と語りかける古い写真があります

館内入口近くに
写真左:相馬黒光の嫁入り道具のオルガンで長女俊子の入学時に寄贈された。机は当時のもの
写真右:館内ベンチに置かれた座布団とうちわ(鑑賞に疲れたらごゆっくり?)

辞する時、現在の社会環境や昨今の教育のありようを考える宿題をもらった気分でした
駐車場の入口が小さいので、見落とさぬよう注意! 記念館すぐ東の草むらです
電話:0263-82-5570

Posted in

碌山美術館

ここ数日、晴天続きです
留守の間に昨年植樹したヤマボウシやソヨゴが虫にやられたようで、元気がない。
急ぎオルトランを撒き、たっぷりの水遣りでなんとか持っているようだが・・・

6月初め撮影の美術館の写真から(元気が出なくて手持ち写真で補う・・・トホホ)
写真左:教会を思わせる建物は、一度見ると忘れられないデザイン
     建設当時は個人名を冠する美術館は日本にはなかったそうだ
写真右:グズベリーハウス ここには古いオルガンがおいてある
     黒光さんのオルガンを所蔵したかったのだが、別の記念館へわたったため
     古い小学校の物置から移設された
(「孜々として」から抜粋)

写真左:グズベリーハウスではこんな工程を見ることが出来る
写真右:無粋なコインロッカーではない

写真左:建設当時、皆で持ち寄った植木の1本だろうか?(元気なヤマボウシ)
写真右:友の会の奉仕活動で、年3回館庭や駐車場の側溝清掃、雑草ひきが行われる
     剪定のマサキとモミジを失敬して、ガラス鉢に生ける
     手持ちの白い花も特別参加し、今日で4日目だがまだまだ勢いがある

この美術館は知れば知るほどより夢中になる

その日参加していた方が「百名山を踏破した人が、ここ安曇野は一番素晴らしいと述べていた」
と教えてくれました。観光バスでさらりと見学するのでなく、ぜひゆっくり滞在しベンチに腰掛け
空も仰いで丸ごと鑑賞してください
どうも”おらがお国自慢”の様相になってきた

Posted in

熟学旅行

写真左:先日覗いた駅前の「ひつじ屋」さんは店内改装中だった
写真右:口をダイアモンド型にあけて、餌を待つ雛たち
新装開店のひつじ屋さんを冷やかしに行くと軒下の燕が、まさに燕返しでせっせと餌を運んでいました

この駅で、たぶん16年ぶりの再会であろう人を出迎える
関西から、当ブログ・コメントでお馴染みの琵琶子さんと、K子さんが当時と変わらぬ笑顔でやってきた
同窓会?おとなの修学旅行?琵琶子は「2泊3日の塾学旅行」と名づけた
こうして熟年3人組み、いや熟成した大人の愉快な・・・

天候は心配どおり、今にも泣き出しそうな曇天である。
しかしめげずに安曇野を堪能したようだ

スケジュールはあって無きに等し。ああもこうもと考えるが結局は
初日
夕方とんぼ玉美術博物館(2時間ちかく愉しむ)と温泉
琵琶子待望の手織りランチョンマットを、突貫工事並のスピードで仕上げる+仕上げをサポートするK子
写真左:真剣勝負!
写真右:無事に仕上がったランチョンマット2枚

来信前に2/3まで織り上げ、残りの手機織り・房作成・仕上げで完成と歓声
中日
近所を散策しながら句作にふける琵琶子を自動車から守り、山野草の写真撮影や名前を
確認する(たっぷりのんびり2時間歩く)
帰宅後、名前のわからなかった花や草を図鑑で調べる
■魅力的なので、ケイさんが帰宅後急ぎ調べて送ってくれた花の名(う~)
写真左:ジンヨウイチヤクソウ(1本づつ立っているすずらん似)
写真右:ハナヒョウタンボク(これから爆発して花らしくなります)

■散歩中よく見かける
写真左:ツクバネウツギ
写真中:コバノガマズミ(アイズシミツケではないかとケイさんはいいます)
写真右:ムシトリナデシコ(どんな花が咲いてくるのやら?)

ただ散歩していた道の路傍の草や花に新しい発見をする愉しさを覚える

■ちょっと寄り道
自宅のオキナグサの3段変身
写真左:3月中旬から下旬
写真中:4月
写真右:5月の現在(この様子を見て花名を納得)

ジンヨウイチヤクソウがわかって、庭にあるベニバナイチヤクソウの名を得る

夕刻は温泉と「花かんざし」で食事。ゆったりとした間取りの座敷と縁側と庭にくつろぎ、
およそ1時間半の長居。関西からのお客人に京のおばんざい???

最終日
午前中は、万水川から犀川までたっぷり3時間コースのラフティング体験
晴天に恵まれ、川も山も風も水も「わんだーえっぐ」スタッフも素晴らしい

まずは登録とラフティングとは?のレクチャーと装具の説明から開始
参加メンバーのフィールドネームをヘルメットに記す
琵琶子・姓からのリー。K子・名からのケイ。私・昔のあだ名からメメ
リーダーはくまさん、サポートはコバさん(いい味出してるおじさん)の総勢5名  いざいざ
写真左:わんだーえっぐ基地前の、少し増水の万水川。アカシア並木が続く
     ラフティング中も甘い香りが風とともに・・・
写真中:基地裏の小川。絶景 ぜっけい ゼッケイ(せせらぎの音が聞こえそう)
写真右:ワサビ田の水車小屋付近をおだやかに進む

写真左:力を合わせ、いちにっいちにっとパドル(カヌーをこぐ櫂)をこぐ
     これくらいの流れは問題ないが、急流では必死だ。明日の筋肉痛を思うと・・・
写真右:ワサビ田の水車小屋を川から眺めると

中州でティータイム
飛び石投げをしたり、スタッフ持参のドリップ式コーヒーとおいしいロールケーキを頂いたり、
とアウトドアを経験。お弁当の用意ができなかったが、中洲でランチも楽しいだろう
写真左:風をよけて人間垣根
写真右:川原の石を積み、崩れるうちは帰れません
     (くまさん撮影。この石はおおっきいかちいさいか?)

いつも穏やかだったわけでなく、意地悪なくまさんはボートを急流に突っ込んだり、
浅瀬の石の上で立ち往生させ「さあその場でジャンプして!」と私達を興奮させます。
アカシア並木の花も風も空も山もすがすがしい絶好日でした
この景色が変わらず、多くの人々を堪能させてくれる安曇野風景であることを祈る

午後3時遅いランチをティータイム・ガルニで
写真:浅い鉢に活けられたテーブル上のヤマボウシ。派手すぎず地味すぎない絶妙のインテリア

■リーさんのまずは三句
 ・緑陰の 川の流れに 身をおきし
 ・川下り 花アカシアの 香と共に
 ・緑陰を くぐりゆきしや ラフティング
■今日リーさんから、早速ランチョンマット使用状況の写真が届く
 安曇野では充実の朝食をご提供できなかった、トホホ

余談
穂高駅前でちょっとしつこい「レンタサイクル勧誘おじさん」。役立つと思う観光客もいれば、
品がなく安曇野に似あわないなあと眉を潜める御仁もあり。さてさて