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ヒマラヤの青いけし

隣の松川村・下条農園で青いけしが咲いている、というか咲かせている。
以前大鹿村へ行った時、パンフレットに地元農園の青いけしの写真が掲載されていたので、その存在は知っていた。が近場で拝めるなんて・・・・・


ピメコノシプス・ラトニキフォリアという名のヒマラヤのけし(ブルーポピー)

触れなば壊れんばかりの繊細な花びら

農園入口の掲示板から転載。
『標高4000メートル級の四川省・雲南省・ヒマラヤ・シッキムに分布しているメコノシプスの仲間にはもっと美しいスカイブルーや黄色もあるが、最近では現地でもすくなっているようです。180年前からプラントハンターが奥地に入り、イギリス本土にもたらした苦労をしのんで、ご覧ください』

バックから

 日陰なのでスカイブルーに見える

全身

 色では信じがたいが、蕾は確かにポピー形

下条農園のターシャ・チューダーさんは「サカタ種苗で買って育てている。種は採れないし1年ぽっきりなので、毎年買います」と、やさしい目の農婦人。
自家製の梅ジュースとあんずジャムを買って帰りました。

我が近所の畦道には・・・・これも捨てがたし 

偶然にも本日アップほやほやの青いけし追っかけブログ見つけました。興味と時間ある方どうぞ

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第1回ひつじ屋シネマサロン


昨年植えた、園芸品種オダマキの原種といわれるミヤマオダマキがやっとこさ咲いた

日本映画の黄金期を彩った巨匠たちの人間像。その「処女作」または初期の作品を鑑賞する映画鑑賞会に参加した
5月25日開催の記念すべき第1回は雨日スタートだった
黒澤明初監督の「姿三四郎」

 窓に黒幕をはり座席をしつらえる手づくり映画館

観客とスタッフで20人くらいだったと思う。私より年配な方がた、または若い方がたといった陣容だった。
第1回記念はワンドリンクとおつまみつき。コーヒーのほか『ロマンあふれるワイン』『三郷のがんばるリンゴジュース』も提供されました

 おつまみは初体験の
『SNYDER’S』Honey Mustard&Onion。好みの味!
今の映画館ならポップコーンとコカコーラが主流か。袋を裂く音も懐かしい効果音

河崎義祐さんの上映前後トークから
●検閲がすさまじかった時代。その後ロシアで発見されたノーカットで上映という貴重なDVDでした。
 ※今観ても「どこがいかんのや」と疑問を持つほど純粋映画で、制作当時の時代背景を思う
 ※洋画「ニューシネマパラダイス」ではカットシーンを繋いで思い出のフィルムにするシーンがあったなぁ
●汽車内の観客に監督やスタッフを乗せたかったが、制作会社の東宝からダメ出しで実現せず
 ※もし会社に度量があり採用されていたら、別の面白い映画になったのかもしれないが、ヒッチ・コック作品とのタイムラグはどうだったのかな?
●黒澤さんほどの監督でも、第1作の最初の「スタート!」では非常に緊張しておられた。どの監督でもそうだが、一作目の作品には人間性、感性の全人格が投影される
 ※映画にかぎらずあらゆることに言えることだと思う。それがたとえ些細な生活シーンであっても。だから”初心忘るべからず”となる。
※その後の黒澤組常連となる志村喬という俳優が好きだった。
20歳代前半仕事上で出会ったおじさんに、若かった私は思わず「うひょう~、そっくり」と吐いてしまった。今は昔・・・

河崎さんは黒澤明、今井正、岡本喜八監督作品に助監督としてつき、50年「青い山脈」で監督デビュー。名作のリメイクをフレッシュな感覚で演出し、大阪市民映画祭新人監督賞を受賞。その長い経歴から一般には目に触れることのない話をたくさん聞けました。

 主催のひつじ屋さん(左)と河崎義祐さん 
  
次回は
6月29日(金)19:00~
上映作品:木下恵介監督『花咲く港』
参加費:1300円(ドリンク別、差し入れ歓迎)
    ※第1回の1800円はちょっと高いかな?と思った
会場:JR穂高駅前ひつじ屋さんの3階(車でも大丈夫、Pあります)

「試行錯誤しながら続けて行きます」とひつじ屋さん。新しい企画ガンバッテ

余談
椿三十郎のリメイク版が2007年12月封切りだそうです

おまけ
映画館に持参するコーヒーにいかが?

 

ちょっと甘いが、STARBUCKS COFFEE がコンビニに登場(国産)現在3種類
たしか210円?

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贅沢な時空間 「ギャラリー牧ケ原」

1週間晴天続きだった今日は雨。10時の外気温13度 昨日は夏日・・・・。
屋根、車、葉上の松の黄色い花粉を洗ってくれる恵み雨。

3月オープンの「ギャラリー牧ケ原」に、先日来宅中の友人と出かけた。
8000坪の敷地にそそと、華美過ぎず品よくシンプル&ビューティー集約の建物があり、抜群のロケーションでした。


居合わせたオーナーは、構想から20年の歳月をかけて完成させたと紹介

庭・館内の照明には松井直友さんの作品が、ティールームにはデニス・ヤングさんの椅子とテーブルがゆったりと配置されている。
ギャラリー常設には安曇野在住の作家の作品を展示
・備前焼の平林 昇氏
・ステンドグラスの大須賀明彦・和子夫妻
・油絵・水彩画は花嶋美代子氏
・鉄と樹脂の造形の松井直友氏
・創作家具はデニス・ヤング氏

他に愉快なデザインの創作銅具作品(アトリエ小市さん)がいっぱい、多目的ホールには油彩作品(西沢洋氏)の特別展示がありました
小市さんの銅製品はどこかで見た記憶あり。そう、八ケ岳倶楽部のギャラリーでした。

コーヒーか紅茶をバルコニーで頂きながらのんびりと過ごす至福の時間
バルコニーからは安曇野市街と東山の山並みが見渡せます

  ■ゆるゆると 吹き渡る風 極旨し

バルコニーはオープンエアで、アイアンはバルコニーの手すり。勿論松井直友氏作。
4面は四季を表現しているとのことでした。理解するのでなくイメージで感じてください
勿論屋根はありますが、風雨の強い日(アルプスおろし)は大変だろうなと老婆心

アクセス:山麓線沿いアートヒルズから車で数分南
休館日:木曜日  1月・2月は冬季休館
電話:0263-83-8252
入館料:800円(喫茶だけも可。何時間?寛いでも500円)
以下のお知らせに好感:
  小学生以下、20名様以上の団体(ティールームの座席が足りないわけではありません)お断り!
ゆっくり落ち着ける雰囲気を大切にするコンセプトだろう
※牧草地は空間のためのもの、散策は出来ません

   【百聞は一見にしかず】

余談
この前日お客人と散歩中、道を間違えてデニス・ヤングさんの工房の横に出てしまった。立ち寄って30分ほど話し込んだ帰りぎわ、彼が「ギャラリー牧ケ原」のパンフレットで紹介してくれたというわけ・・・・・

おまけ
我が家の建築当時、玄関ホールに松井さんのアイアン作品を置きたかったが、とても手が出ませんでした。トホホ
で、今はどうしてるかって?
インド製のアイアン・イーゼルを松本中町のアンティークショップで見つけ、曼荼羅を掛けている
—–実はこのアイディアを結構気に入っているんです。松井さんに感謝かも(充分負け惜しみ!)—–

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安曇野景観-屋敷林


安曇野の屋敷林は貴重な存在だと思う。世界遺産にとまでは言わないが、立派な郷土遺産だ

雨上がりの風景にしてこれだもの。晴れた日はなにをかいわんや

アルプスおろしという偏西風の防風林として植えられた木々は北アルプスの山々と水田とがマッチし、安曇野の景観をよりいっそう美しいものに仕上げている。
その屋敷林が最近の宅地開発で少しづつなくなりつつある。所有者の後継者不足や維持管理への負担もあるでしょう。しかし全国的にもまれな景観といわれる安曇野風景は後世に残して欲しいとつくづく思います。失ってからでは元には戻せない。

今踏みとどまらねば・・・・・

余談
スイスのサースフェー村訪問団が安曇野の景観に関心をもち先日滞在を終えた。
将来は安曇野市と姉妹都市提携の可能性もあるらしい。
スイス観光を経験した者からみれば、環境問題にかなり高度な規制を掲げるスイスとはまだまだ格差の大きさは歴然ですね。

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れんげ畑

昨年に引き続きレンゲ畑を探すつもりだった。
あれこれスケジュールが詰まり賞味期限ぎりぎりになってしまった
昨年圧倒された、有明山をバックの畑に、今年はレンゲは咲いていなかった
地主さんや家族に何か不都合が生じたのだろうか?

そのすぐ隣の畑に,しょぼしょぼと咲いていたのが5月上旬のこと

その畑は今 (あまりにも正面すぎたレンゲ画像)

写真左:その向こうにはヒメジオンも咲き始めている
写真右:レンゲ畑には蜂がよく似合う

昨年秋、庭のあちこちにばら蒔いた我が家のレンゲは、日照不足か土壌が合わないか、葉は出たがしょぼいままで終わった

庭の手入れに性根をこめて臨むと、今年の春はいくつかの発見があった
嬉しかったのは
ウルシばかりでなく、実は自生のヤマザクラが何本かあること
背丈の低い木も数本あるが、花はあまり咲かない・・・気長に待つことにする
アオダモの木を見つけたこと
ウリカエデの種が飛んだのか、それらしき小さい木も数本ある
白ヤマブキが昨年より元気にたくさん花を咲かせていること
次はこぼれた種でもっと増えるだろう、きっと。

声をかければ木でも精一杯成長しようとするらしい。
マンションのベランダや部屋で花を少し育てていた頃、花屋さんから聞いたことがある
『鉢の花でも声を掛けると掛けないでは育ち方に差が出る。こういっては何だがお年寄りの育てる花は、本人の元気がなくなってくると花もしょぼくれる』

だからって政府が『子供にやさしく声を掛けて育てましょう、母乳で育てましょう』と、”条例を作りましょう”というのは違うと思う。
最近の大人の事件の幼児性と似ている発想だ

おまけ

ウリカエデの花?


ありし日のヤマザクラ


みんなみんなありがとさん。肥料なんかちっとも施さないのに・・・・・
山里の土に感謝です

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ひつじ屋シネマサロン

ひと雨のち、目に鮮やかな新緑。苺も元気

  紅い実が待ちどうしい

今、日本映画が熱いらしい。
ここ安曇野でも熱い風が吹くといいなあ
穂高駅前、安曇野の達人「ひつじ屋さん」で5月から月1回開催されます
コンセプトは
日本映画黄金期の巨匠監督の処女作または初期の作品を鑑賞する。

それぞれ青春の掘り起こしになるかも知れないよ・・・・

第1回シネマサロンは黒澤明監督作品『姿三四郎』
日 時:5月25日(金)19:00~21:00
会 場:穂高駅前ひつじ屋の階上3階
入場料:1800円には河崎義祐さんのお話、ドリンク&おつまみつきです
予約・問い合わせは穂高駅前ひつじ屋さん  0263-83-3888

おまけ:穂高駅前の「素朴な疑問」
JR穂高駅前の歩道でレンタサイクル屋さんが営業をしています。自転車をずら~と並べ、電車が着くたびに待機タクシーのそばで客引きをし、歩道で地図を広げて説明しています。
若いおまわりさんはうっかり放置自転車といいました。指導はしているのですがとも。
厄介な放置自転車は、今は有無を言わさずトラックに積み込みどこかへ持っていってしまいます。取り戻すには手数料がかかるようです。
自転車でなく屋台や露店ならどうなるんだろう?
穂高駅前の駐車は送迎用のみ。私達は駐車には1日500円(パーク&ライド)で駅に預けています。
何年も路上営業ができるとは、観光安曇野の玄関口で不思議な現象です

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うっ参りました

見てしまった
脳裏から離れない
お付き合いのほどを

水田の有明山   


今年もそろそろ田植えが始まる。苗が植えられるまでのひとときの風景だ

コゲラの巣づくり? 


庭の枯れた樹にいくつか綺麗な穴があいている。コゲラの木琴が聴こえるので切らずにいた。
コゲラは樹のなかの虫を食べているとばかり思っていたが、地上3メートルでこちらを見つめる視線とバチバチ!
カメラを手に戻ってもこの姿勢ってことは、ひょっとして巣づくりかい?

いかにも古そうな木肌でしょ。コゲラとは保護色の間柄

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常念岳

観光客の皆様、安曇野へようこそ。県外ナンバーの行列ですね
青空にくっきり常念岳が鎮座している景色に、きっと満足されたことでしょう

買い物途中に掘金の水田横を通ってみたら逆さ常念が


そばにある農機具のアームのすきまから常念岳が見えた

そうだ常念坊を撮ってみよう



←の左に徳利を持ったお坊さんが常念坊(雪形)

「苗代(なわしろ)をこさえる(つくる)ころ」だよ~と教えてくれる常念坊は、安曇野民話に登場のお坊様だとさ・・・・

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緑萌ゆ

久しぶりに有明山神社まで散歩する

若葉の森で深~呼~吸


写真左:有明山神社の春季例祭。家内安全・五穀豊穣を祈る祭り。大阪時代は神社といえばお正月くらいの訪問だったなぁ
写真右:地区ごとに輪番で当番を受け持ち、7月には有明山頂上の奥宮へ例祭登山がある。
これがなかなか難儀だそうな(真ん中の台形が有明山)
急勾配で登山道もあまり整備されていないとか。山小屋がないから、なんとしても下山しなければならない。燕岳や常念岳のほうが楽という話もある

近くの道祖神は慶應元年の建造。落し物帽子にはお賽銭がちらほら

左:なにげなくある小川そばのワサビ畑     右:目に鮮やかなヤマブキ

山あいを流れる中房川の緑の水面はゆらゆら揺れていた

緑したたる佳き日でありました。
食欲アップ、疲れ目回復、足トレと言うことなし——家内安全・夫婦円満? バンザイ