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亘理いちごっこ

□忘れじと 震災つづる ミニブログ

稚拙でもぶれ画像でも、忘れないために時々更新する

今、遅々と進まぬように見える政府の対応。(きっと一生懸命なんだとは思いたい)
しかしNPOや個人のボランティア、町のコミュニティーで確実に復興が進んでいるようだ。

現地に足を運べず、さりとて音楽で貢献するなど私には術がない
しかし心がけで東北を眺めると・・・ありました。

宮城県亘理郡亘理町(わたりちょう)で活躍する「亘理いちごっこ」

塩釜港や気仙沼はよく報道されるが、亘理町の地名すら知らなかった

特産のいちご栽培の復興ほかを目指す活動グループで、
被災者への支援のみならず、町の交流拠点に、来てくれるボランティアへの食事提供などを掲げている。

農産物の提供もOKなので
ささやかだが、安曇野の美味しい採れたて野菜と特産品を送った。

ますます輪を広げている活動拠点は、6月25日まで。
次の拠点場所がキャンセルとなり、現在模索中だそうです。

「亘理いちごっこ」の活動が報道されます
6月27日(月)テレビ朝日系列 12時15分~
これをきっかけに、7月からの拠点場所の確保ができればいいね。

亘理いちごっこ

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崩れ

東北の被災地では余震の心配に加え、これからの本格的な梅雨や台風による土砂崩れ
にも警戒がいる。

幾重苦を経験するかもしれない住民の嘆きはいかばかりか?
「政府・国会議員よ、しっかりせんかい!」と大阪の街頭インタビューなら怒声が飛ぶところ。
ったく、嘆かわしい。
一人くらい「私が責任もって3倍速で復旧・復興に尽力します。今すぐ超党派で任命してください!」
と啖呵をきる猛者はおられまいか!

さて本題
日本三大崩れといわれる大惨事が大谷崩れ、鳶山崩れ、稗田山崩れ。
その「稗田山崩れ」の稗田山は、小谷村にある大きな山だった

しかし明治44年8月8日未明、突然何の前触れもなく標高1428mの稗田山の西北側半分が崩れたという。

5月初め、近くをトレッキング中に見つけた看板。左上の紫色表示が崩れた山

あとで見た北小谷駅の看板

見比べると左上の稗田山が崩れ、浦川を土石流として流下し、手前の暴れ川姫川にぶつかり堰きとめた。
その間の地域一帯が、60メートル余の高さの土砂で埋まったといわれている。

看板の近くに幸田文さんの『歳月茫茫碑』もある。
この碑は平成7年7月11日の梅雨前線の豪雨で流され、翌年に再建されている

幸田文さんは幸田露伴の次女、文さんの長女が青木玉さん、そして孫の青木奈穂さんと文豪の流れをくむ家系。
この地になぜわざわざ幸田文さんの碑があるのか?その時は詳しく分からなかった

偶然「文藝春秋6月号」の巻頭エッセイ
立花 隆氏の『ひこばえ』にその経緯が掲載されていた。

文さんは「崩れ」なるものに関心を持ち、70歳を過ぎて全国の「崩れ現場」を訪れている。
雑誌「婦人の友」に連載していたエッセイが「崩れ」として1991年、単行本になっており安曇野の図書館が収蔵していた。

物見遊山でもなく、学術調査隊遠征記でもなく、大声で警告を発するでもなく・・・
自然への怖れ、そこに関わらざるを得なかった市町村と住民の悲劇。山河が崩壊してゆく不幸。
背負われてもなお奥へ奥へと現場へ向かう不屈の精神が、淡々と綴られている

私の脆弱な精神はここで終わってしまうが、幸田文さんに続く人がいた。
「崩れについて」
崩れについてはほんの一部のコーナーですが、「WILD-WIND」アウトドア派にはたまらないホームページですよ

余談
青木奈穂さんは2004年の中越地震にボランティアととして活動した経験を持ち、
祖母のたどった崩れ現場を再訪して「動くとき 動くもの」を2002年に講談社から刊行されている。

今東北はその粘り強さで、一人ひとりがひこばえのごとく個性的に連綿と活き続けているに違いない。

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本気モードで節電対策

浜岡原発の停止が決定した。
巷にいろいろ意見はあろうけれど、私はまずは迎合モード

さあて本気モードで節電じゃ~
あれこれ買い替える方策は考えず、今あるもので・・・
結局ゴミを出すことになるから。

オール電化料金の深夜早朝割引は、午後11時~翌朝午前7時まで 通常の70%。
洗濯、炊飯、ポット湯、保存食作り(温野菜や煮物やシチュー・カレー・ジャムなども)に利用している。
幸い3年前に購入のポットは保温電源不要タイプ。

冷房は不要だが暖房は必需品。幸い薪材は当面確保できた。

奥行き3列構えの中央列には端材。焚きつけ用細材もOK
その他待機組りんご薪材もありひとまず安心(ここらの話は連れ会さまの仕事)

行政面で間伐材伐採の促進奨励制度をさらに進めて欲しい
自治体にも民間にも「木造仮設住宅建設」へ貢献するのではないか?
どんどん東北へ贈ろうよ。
長野の雑木林も山も元気になるし!

待機電力の切断。特にテレビや電子レンジ・オーディオ・パソコンは
待機時の消費電力が大きいのではないかと思う。
しかし使い方を間違えると問題もありそうなので、↓ここでお勉強
待機電力の節電・消費電力

私の机周りはパソコン、プリンタ、やや大型の卓上CD&MDプレーヤーの配線で混雑している。
これを機に容易にON/OFFするための「スイッチ付テーブルタップ3口用」を購入した。

各スイッチON/OFFタイプで手前の赤ランプは、今パソコンの電源ON

厳密にいえば、購入価格と節電消費とのバランスは???

切れた豆球はLEDにしてみた。効果はよくわからないが、優しい灯りに心は和む。

梅雨寒に朝夕の暖房が欲しいところだが、極力時間短縮し重ね着で対応。

仕事と育児と家事を受け持つ”多忙主婦さん”にはなかなか難しい習慣だけど、
その代わり消費電力ピーク時間帯は、家庭での消費が少ないから神経質にならず、
われわれ暇人が頑張ろう。

坐骨神経痛の痛みはほとんど治ったので、普段の生活に戻りつつある。
今後は立ち居振る舞いをより上品にし、無理な体勢での行動を慎むべし。

昨日雨の合間を縫い、ひとまずミニトマトの雨よけを設置した。

ありゃ、随分粗い仕事だ

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見たくない顔

田んぼの縁にはハルシオンがよく似合う

つい先日、福島県の一時帰宅の被災住民の方々が急ごしらえの焼香台にお供えをし、僧侶とともに犠牲者の冥福を祈る映像をみました。
早く鎮魂碑の建立をと願っていましたが、こんな形でしか慰霊できない哀しさに胸がしめつけられる。

一方
同じ日ふたりの、いやな顔をテレビのニュース報道で見てしまった。
小沢一郎氏と渡部恒三氏。岩手と福島にゆかりの元犬猿の仲の人物だが、仲良く握手している。
直感として復興利権の共有!ではないか? なんだか臭います。

”黄門さま”とおだてられた人は福島原発誘致の立役者であり、福島第一原発が建設された土地は
渡部亘三氏の所有地だという。
(自分で調査したわけではないので確信はない)

なおかつ現福島知事佐藤雄平氏は、恒三氏の甥である。
福島県知事は3月の震災後の発言が、宮城岩手両県知事に比べて極端に少なく存在感の薄いことが気になってはいた。

サイトで見つけた原発反対に舵をきった前知事佐藤栄佐久氏の手記(著書「知事抹殺」もある)がある。
福島原発の前の事故直後、いわれなき収賄犯罪者にデッチ上げられ失脚したが、
今回の事故は早くから予見していた人だったという。

『そんなことがあるのか?』
最近の冤罪事件報道を見るにつけ
『あるかもしれないな』
佐藤栄佐久氏の手記に出てくる水谷建設って、岩手県出身の笑顔で握手していたあの人の悶着にも登場している会社のこと?

くわばらくわばら

迷走する政府や菅さんの代わりを、誰ならクリーンに早急に安全に片付けてくれるのだろう?

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岩手産わかめ

東日本台震災から数日後、電話がかかってきた
もう数年お世話になっている海産物会社からだった

—-毎年春に始まる三陸沖わかめ養殖は、今年は出来ないため、受注できなくなりました。
今手持ちのわかめを、発送出来ますがいかがですか?—

といった内容だった。


乾燥わかめでなく、塩蔵わかめ
長く水で塩だししなくても塩辛くなく、しっかりした感触美しい緑

主に、いろんな野菜と一緒のサラダにゆずポン酢で食している。
ほかに味噌汁や酢のものなどほとんど毎日使っている

我々も老母もお気に入りのわかめだ。
そりゃ大変!と、可能な8袋を注文し感謝しながら頂いている。

東北の津波は、わが食卓にも直撃だったのだ。
忘れずご連絡いただいた社員さんに感謝

毎日のように震災3県のニュースが流れる。
決して忘れてはいけない・・・・
来年春の操業ができますよう、復興を陰ながら祈る日々である

くっついたり離れたり、政争なんぞやっている場合じゃないよ!
被災者や国民に向かって頭とこころを働かせて下さい

長野県栄村も、隠れがちだけど大きな災害でした。

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福島県矢吹町6

一昨年の里山ハイキングで、失敬してきたフキノトウ3個
裏庭に植えてみたら、今年フキとして再現。植えた本人はすっかり忘れていた

高橋さんからのメール
『そこここで解体が進み、更地が広がって、街が様変わりしています。
反面、危険は承知でも、資金が遣り繰りできない等で、そこに住み続ける人も大勢いらっしゃいます。
復興には義援金が何より有り難いです。
これからも温かく見守っていただけたら幸いです。

自分のこれからの行く末を見つめるためにも、
5月中旬から、しばらく行けなかったインドを再訪することにしました。
知人を頼ってののんびりした一人旅ですが、デリーと北西インドのマナリーを拠点に
3週間ほど滞在する予定です。後藤住職の所へも、とは思いましたが暑さと体力を考えて断念しました。』

そうですか。心機一転の旅ですね。
横浜から戻られてまもなくの震災による運命は、おかあさまの安否を真近に見つめられた、
よき運命でもありましたね。

気をつけて行ってらっしゃい

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福島県矢吹町5

穂高神社の桜。つい先日まで右横の梅が鮮やかだったのに・・・・

穂高駅前通りの鳥居をくぐると、正面に見えます。

矢吹町の高橋さんからメールがきました。
『ご無沙汰しています
そこここで解体が進み、更地が広がって、街が様変わりしています。
反面、危険は承知でも、資金が遣り繰りできない等で、そこに住み続ける人も大勢いらっしゃいます。
復興には義援金が何より有り難いです。これからも温かく見守っていただけたら幸いです』

公的機関への義援金でなく、ささやかですが矢吹町役場へコメントを記して支援金としました。
復興に目が移りはじめ、報道の影に隠れがちになる復旧。
一進一退の原発処方にも、関心が薄れてくるような気がします。
現地の自衛隊や警察、役場の職員、ボランティアの皆さまありがとうございます。

洋服に例えると
リフォームは、ほどいて縫い代が折れている端にアイロンかけて、あたらしい寸法にして縫います。
面倒ですね。
その点新品の生地に製図をあてて裁断し縫製するのは、楽だし夢にあふれる楽しい作業です。

余談
たしか数年前に「ふるさと納税制度」がはじまりましたね
これは例えば大阪出身の私が、被災地にも適用されるという制度なのでしょうかね

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福島農産物の支援販売

きっと全国のあちらこちらで応援販売の機運が高まっていると思う

4月3日報道のテレビ画像(下記の記事とは無関係)

わが町安曇野市でも
16日(土)17日(日)福島県産の安全・安心な農産物や加工品の応援販売があり、
大震災と原発の風評被害に見舞われた福島県の農家を支援しようと、安曇野市内の五つの農産物直売所が応援します。

 『長野県産直・直売連絡協議会の毛賀沢明宏事務局長は「風評被害で農家が生産意欲を失ってしまう、そういう状況を何とかしたい、という思いで企画した。
生産者の意欲を守ってきた直売所の出番だと思う。販売応援だけでなく、被災地で手に入りにくくなった食べ物をこちらから送る支援も進めたい」と話している。』(asahi.comマイタウン長野から)

品目はトマト、キュウリ、山ウド、アスパラガス、アサツキ、ニラ、イチゴのほか、漬物やハムなど。
売り上げから5%の手数料を除いた額が、福島県農家の収入になる。

【販売所】
Vif穂高(穂高有明) TEL:0263-81-5656
ほりがね物産センター(堀金烏川) TEL:0263-73-7002
プラザ安曇野(豊科南穂高) TEL:0263-72-8700
あづみ野ふる里市(三郷温) TEL:0263-77-7530
三郷サラダ市(三郷温) TEL:0263-76-4066

【開催時間】
午前8時半~午後5時半

4月上旬に食した福島県産のトマトといちご

近くに居住の方、観光で近くへお越しの方へ
みんなで応援して明るく元気になりましょう

毎日のように余震が続きます。お体大切になさってください

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なるほど

今朝6時の外気温-2℃。ブルッ

畑への道すがら、ももの花(だと思う)が咲いていました

私は何故毎日震災と原発事故のことばかり・・・・・

まもなく終わろうとしている人生の、残り数年間をこんなことで終わらせてなるものか!

連れ合いは考え過ぎだよ、と笑う。

原発には反対だったが、だからって表だって行動は何もしてこなかった。
近い将来もし駿河沖地震が発生すれば、さすがに我が家も笑ってはいられません。

だから今この時の私の心象風景の記録を残しておこうと思う。

AERA増刊号から
養老 孟司氏
地震や津波は天災、原発事故は人災。携帯電話には防水機能があるのに、
原発の電源装置はなぜ水につかると使い物にならなくなるのか。
「答え」はいつも目の前にある
見みえていないのは「問い」のほうだ

AERA増刊号から
内田 樹氏の提言
物語の教訓はシンプル。「金より命」「マニュアルより直感」

信ずるに足ると直感した京都大学の小出裕章先生
対談映像はとても長いので、1時間05分あたからが記憶しておきたい内容

きっと今後私を支えると思った広瀬 隆氏の解説映像3/3

五木寛之氏の経験したこと
第二次世界大戦の最後、家族はピョンヤンでロシアの侵攻に取り残された。
軍幹部や要人の家族は、さっさと在住国民をおいて日本へ引き揚げていた。

「正しく怖がる」・・・これも名言

いずれにしても、現場の作業員さんたちの命をかけたご苦労で、我々はシーソーに乗っているのですね。
AERA4月10日号緊急増刊は、永久保存版として手元に残ると思う

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義援金と支援金


近所の林にひっそりと咲くイワウチワ。ずっとイワカガミだと思っていた

知っているようで知らなかった言葉を整理する。
あらら・・・知らなかったのは私だけかも

まずは、おさらい

「募金は、大きく分けて、復興のために被災者に分配される「義援金(義捐金)」と、
被災地で活動するNGO/NPOの活動資金になる「NGO/NPOへの支援金」の
ふたつがあります。
「義援金」は長期的な視点で復興を支え、
「NGO/NPOへの支援金」は今すぐ被災地での支援活動をサポートするもの。
どちらが重要ということはなく、偏ることなく、どちらにも資金が集まることが重要です。」

助け合いジャパンから

”助け合い”のネーミングがいい。カタカナの長いネーミングは非常時には似合わない。
今、祈ることとささやかな義援金を送ることで協力している私でも、
いつか助けていただく時が来る可能性だってある。

個人的にはこのサイト「助け合いジャパン」をブックマークして、今後の参考にさせていただこうと思っている。
立ち上げの経緯も是非。

阪神淡路大震災支援との大きな違いは、NPOや個人や仲間で活動している民間の力強さだろう。
若者の動きがいい
有名でなくても、報道に載らないが心に響く若者の活動に、協力できればもっと嬉しい

ネットの威力を見せつけられた今回の災害支援活動。
支援活動だけでなく、
原発に関して見聞きする報道内容に、偏向があることもよくわかった。
政府も自民党も東電も東大原子力関連教授も、何を隠し(または後手後手は)
何を守ろうとしているのかが、少しずつ分かってきた様な気がする