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ミルフォード・トレック3日目

いよいよ、道中最難関という3日目。
今思えば、登山のくくりで言えば初級者向きです。
森を抜け開けた台地から峠を目指すのです。

14マイルまで来ました。

森の中のシダは多くの種類があり、

白い花をよく見かけます。

さて森を抜けました。
標高差700mに挑みます。

16マイル地点から見上げる

開けた大地から
遠くに記念碑が見えたー

記念碑に12時着。ガイドとハイタッチ。

ここで朝作ったサンドイッチ・ランチ。
ガイドが待機して用意のドリンクを頂く。

近くに天然プール(池)があり、若い娘さん3人が泳いでいる。
なんでもやってみる・・・と楽しむ。

しばらく進んで振り返ると

右は天然プール。記念碑のそばにもプールあり。

ここが峠 1154m

ここから900mをひたすら下る。岩場も結構ある。

この景色で槍ヶ岳を思い出した

道中何かと声をかけて励ましてくれた〇〇さん

巨体を、さらりとした身のこなしでからからとよく笑うお嬢さん。
下着のまま天然プールで泳いでいました。

余談
彼女はマイアミ出身だが、現在オーストラリアでワーキングホイデー中。
母親と二人旅です。
ママさんは1日目の岩場で捻挫をし、ガイドからぐるぐる巻きのテーピングと
温湿布治療を受けながら4日間を歩き通しました。
「大丈夫?」と声かけると
「イージ-ハイキング!」と笑う。

遠くに見える滝は「サザーランドフォールズ」

『最高のビューポイントだよ』

元気なメンバーはロッジに到着後、あの滝の見学にでかけました。
ロッジから往復2時間だと思いますが、私は明日の21キロ歩行に備えて遠慮。

ほどなく立ち寄った滝は、眼前の大迫力。

若者が撮影してくれましたが、幸か不幸か・・・

その後ひたすら歩き20m(32km)地点を過ぎた今夜の宿舎「クインティンロッジ」到着。

たどり着いたロッジ入り口に、疲れた様子の年配男性が座っていました。
日本からのツアの方でした。ほどなく迎えの仲間が抱えてロッジ内へ。

後で伺った話では、トレッキング続行は困難と判断され
ヘリコプターで明日のミルフォードサウンドのホテルへ搬送でした。
早めの休憩や処置をしていれば良かったのですが
「大丈夫」と固辞されたそうで、やはり無理はいけませんね。

ヘリの経費がき気になるところですが、情報は得られませんでした。

今夜の夕食時に仮装ウエイターが配膳してくださり、なんとガイドさんたちでした。
大笑いの中、まだ白い夜が更けてゆきました。

明日は平たんな道ですが、21キロ・・・

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ちょっとイヤだな

何年もけなげに咲き続けてくれる鉢植えのラン。
今年はやや遅れ気味の開花でした。

フィギュアスケート女子。
最近のコスチュームに心配事があります。
スカートの下のショーツ(専用の名前があるかも)は、
いつTバックデザインになるんだろうかと・・・
肌色のレオタードを着けているとは思いますが、やはり心配!

先日のオリンピックで金メダルを2個獲得した高木選手。
所属先の社長さんとツーショットの会見。
記者からの質問だったかもしれませんが、
報奨金は金メダル1個で2000万円、2個だから4000万円、係長に昇進する・・・と社長。
がんばったことには私も当然拍手しますが、テレビで放映する話題かな?
日頃の支援も相当な額だと思いますが、
しっくり心に響かない。

小平奈緒選手の所属先の理事長さん。
金メダル獲得となったレース会場観客席でのインタビュー。
「ここに連れて来てもらって感謝です」

品格の差かなぁ?
私のひがみ根性かなぁ?

そっか、余計なお世話かもね。

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孤高のアスリート

小平奈緒選手を、私はそう見ている。
冷静しかし人情に厚く気配りも出来る。
 TVニュース映像から

数年前、学校の先生になると話していた映像を観たことことがある。
う~ん教え子にとってはしんどいだろうなぁ…と感じた。
それが
就職先からの、内定取消しを受けた時期だったのかもしれない。

結果的に、松本市の相澤病院に就職が決まり、通常勤務からスポンサーとして支援を受けるに至る。

胸に小さい病院名のワッペンを付けているだけだということです。

病院内の反対を押しきった相澤理事長(当時は院長)は
「私の給料を減らしてでも…」だったという。
自身の言葉でしっかり話す、彼女の人柄に惚れ込んだと想像する。

採用を取り消した企業名を知りたいなと、意地悪ばあさんはつぶやく。
が、
経営不振が理由だったようです。

4年前のオリンピックでは銀メダルでしたが、私が偶然訪れていた病院のロビーや壁に、
応援や励ましやお祝いのメッセージが貼られていたのを思い出す。
入院中の患者さんや子供たちへの大きなプレゼントとなったのだろう。

今年は偶然でなく、目指して訪れたい。

余談
北アルプスでの長野県側遭難救助ヘリは、相澤病院か信州大学附属病院へ運ばれることが多い。
我が家の頭上高くヘリの音が聞こえると、生存者だといいなと見上げる。

大きなお世話
現地で櫻井翔氏からインタビューを受けていた小平さん。
「神様のカルテ」のモデルは相澤病院です。
これが縁ってもんです・・・・
将来いい関係になるといいなぁ、とミーハーばあさんは密かにほくそえんでいる。

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ミルフォード・トレック2日目

当日の衣類などは洗濯場で、昔の洗濯機にあったような搾り器で、広い乾燥室で高温乾燥します。
私は、自室のシャワー室で洗濯し、
毎度の旅スタイル=備品のバスタオルに包み、水分を減らして=乾燥室へ。

さて本日

午前4時目覚めて廊下に出ると

このロッジから右方向の吊り橋からスタートし、手前の森と中央の山の間を歩き、
今夜の宿ポンポローナ・ロッジまで16キロ 5~7時間の行程です。

食事はホテル並みブッフェ式の本格的なコンチネンタル・ブレックファスト。
至れり尽くせり、ヨーグルトが嬉しい、納豆がないのが寂しい。

朝食の前に本日分の各自のお弁当作りをします。この画像は4日目朝のものです。
最初は2個作りましたが、食べきれませんでした。
大きなテーブルに食パンとバター、ハム、ジャム、チーズ、レタス、ビーツなど
食材が盛りだくさん。

好きなだけ挟んでサンドイッチを作り、大きなラップでくるんで紙袋に収めてザックへ。

生のバナナやリンゴの他
リンゴ・バナナ・ドライフルーツ、チョコレート、キャンディー、ナッツ類を行動食として
好きなだけ持参します。

出発は8時半から。各自てんでばらばら自由に歩きます。
私はこの自由さが楽しかった。

ガイドは4人おり、先頭とラストに一人づつ、中の二人はうろうろしながら
我々を見てくれている、らしい・・・というのは帯が長くて会わないのだ。
まっ、熊も狸もイノシシもヘビもいないので問題なしとのこと。

ロッジから出てまもなく、エメラルドグリーンのクリントン川にかかる吊り橋を渡る

この川とはつかず離れず数日の仲間だ。

ここを過ぎるとしばらく樹林帯
とにかくブナだらけ

スタートからここまで2m(マイル)=3.2km 来たよ…と親切なこった

クリントン川の透明度といったら・・・うなるほどです。

樹林帯では、しばしば見かけるブッシュロビンという鳥が人なつっこい。
たぶん全員ブッシュロビンだと思う。
一人トレは自由だが動植物の名前が分からないのが難点だね。


人懐っこいのも結局餌付けされてしまったのではないかと、思う。

右手のクリントン川に沿って歩くので、ブナの森が開けると

川の水は飲めます。

川側に降りてみよう。
右折角にザックかストックを置くと「今ここから降りています」の合図となる。

しばし昼寝。

ふたたび歩を進める。
のんびりニジマスが泳いでいます。

途中、釣り竿を持った外国人に会いました。
彼らは釣りの許可書をもっているそうです。
行程3泊4日のツアを個人で申し込み、自炊ロッジを使ってトレックするコースです。
予約の倍率はそうとう高いそうです。

その後の休憩小屋で大歓声があがったのは、そばの川か池でニジマスを釣り上げたと。
にぎやかなギャラリーだったようだ。
リユースなのか?
自炊組だから、持ち帰りOKなのか?

左手山側に小さい滝(雪どけ水でしょう)が見え、

手前の池は天然プールです。
遠くの淵に3人の若者が遊んでいます。

後日もいくつかの天然プールがありますから、今後行く方は是非お試しを。
但し脱衣場はないからね、自己責任において。
間違っても「キャ~」とか「覗いているう」などと騒がないこと。

数名が泳いでおり、下着の若い女性も持参の水着の中年女性も楽しそうです。
私は泳がないが足をつけて遊んでいたら、石につまずき下半身がびしょ濡れ。
そのままタオルで水分をとり歩き始めた。まもなく乾燥

ここでランチタイム。お茶やスナックが用意されていました。。

さらに進むと
遠くにマッキンノン峠が見え

そろそろ樹林帯が終わる台地に到着

11マイル手前の今夜のポンポローナロッジへ。

ここから1分でロッジだよ~

なんとも親切なトレッキングです。

ロッジの仕様は、1泊目とほとんど同じです。

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ミルフォード・トレック 思い出話1

風邪で隙間が空きました。
繋ぎにメモをはさみます

トレッキングと言っても、北アルプスのような縦走では全くない。
マイペースで自由に散策でき、
途中の池で水遊びしようが、川べりの砂地で昼寝しようが自由気まま。
この自由度には大いに感激した。

3日目のマッキンノン峠越えが一番の難所だったかな?700m登り900m下ります。

頂上にてガイド氏撮影

ショートカットしたのは、3日目の帰着後自由参加の「サザーランド滝」の見学。
それなりの凸凹道を往復2時間ばかりといことだったが、帰着時間16:30までなら受付可。
一人参加は”余裕を旨”として断念した。

そして4泊5日のトレッキングツアとはいえ、最終日はミルフォード・サウンドに宿泊し
出発地へバス移動だから、実質歩いたのは4日間。
とは言え、53.5Kは結構歩いたー。

バス移動で出発地に戻るのは、全員だと理解していたいたので眠りこけてしまい、
人の動く気配にあわてた目覚め言葉は「アイスクリーム?」
美味しいアイスクリームを食べられる店があり、一時停車かと寝ぼけていた。

クイーズタウン空港でした。
そういえば、バス乗車の際、ザックを3か所に分別したっけ。
これに似たアホぶりはままありましたが・・・

帰路の空港にて
ニュージーランド航空の国際線と国内線の乗換えが面倒です。
空港ビル内または隣接しておらず、シャトルバスか
徒歩10分離れています。
深夜のビル内で国際線乗り場を探すも、見当たらず。
結局グリーンラインに沿って10分を小走りで到着。

国際線も面倒でした。
電光掲示板にゲート表示がない。
直前にやっと。
慣れた人には何でもないことだろうが焦った。

しかしその待ち時間に楽しい会話ができた。

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ミルフォード・トレック1日目

現地ツア『Ultimate Hikes』は、街の中心にある「The Station」ビル2階。

26日9時ビルをスタート。バスでテ・アナウ・タウンに11時半着。
ランチ後クルーズ船で北へ1時間ほど。

1888年探検家マッキノンさんがミルフォード・サウンド~テ・アナウの山道を、
初めて開拓したと言われているそうです。
その後ここで亡くなったと、記念碑が中州の左端に建てられている。

甲板にて
一人だった私に上品な女性が、英語で話しかけてきた。
ご自分はバイオリニストだということだった。
どうせ長話はできないと思い「英語は話せません」と伝えた。
彼女は「私は日本語は全く話せません」と気遣っていただいた。

さあ下船。消毒をして上陸します。
テ・アナウ湖の北端部へ移動したことになる。

外部から外来種の持ち込みを極度に警戒するお国柄です。

ここから5日間のトレッキングツアが始まる。

1日目のロッジ「グレード・ハウス」へ向け出発。
今日の歩行は1マイル=1.6キロ。20分ほどの足慣らし。

原生林の森を歩くと立ち止まって深呼吸したくなるほど気持ちがいい。

キャハ~、でっかいぞー

今夜のロッジへ到着

1号室

1人参加は女性4人部屋を選択できたのだが、2段ベッドであることやいびきや寝言を
警戒して個室を奮発しました。

ツイン部屋で、水洗トイレとシャワーはあるが鍵はない。全行程同じような仕様でした。

1ツアーは定員50名まで、一ケ国からの参加者は最大24~25名までと制限されており、
国際色豊かなグループとなるように組まれているらしい。
今回、日本からはA社のツア15名くらいと、母と娘の2人組と私。
国別にはアメリカ、カナダ、オーストラリア、イスラエル、台湾、ニュージランド、
ロシアそしてデンマーク?など。
一人参加や夫婦、母と娘など多彩です。

なぜ分かるかって?
夕食後、国ごとに前に出て自己紹介タイムがありました。
「どこから来た何某」でもよい。

自己紹介タイムがあるのは事前に通知されていたので、
『日本から一人で来ました・・・・・ほぉ~とリアクションあり。
名前はなにそれ。
ニュージーランドへは3度目ですが、トレッキングツアは初めてです。
英語はほんの少ーし少ーし少ーしだけ話します。そして身体も小さいです。
どうぞサポートよろしくお願いいたします。』

って感じで練習してきた英語で臨み、ちょっと受けました。

今思い出すと ”旅の恥はかき捨て”ではあります。

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美しい散歩道へ4

25日 夕刻クイーンズタウンのビルで事前説明会
26日 バスで9時発。トレッキングスタート地点テ・アナウに向け出発しました。

30日 4泊5日のトレッキングを終え、ミルフォード・サウンドのホテルを出発。
バスで5時間かけ、出発地のビルへ向かう。
途中クイーズタウン空港で停車し、欧米やオーストラリアからの参加者は
それぞれの国へ帰国して行きました。

私は初日のロッジからバゲッジを引き上げ、当夜宿泊のモーテルへ。タクシースタンドから移動。
こちらはやっとキープできた部屋なので仕方ないが地下階だった。
ご夫婦と、食堂からのロケーションはなかなかのロッジでした。

翌日は湖畔を散歩しながら街へ繰り出した。

次頁からトレッキングあれこれ。

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美しい散歩道へ3

クイーンズタウンの空港へ到着。
成田発の欠航による1泊分が減ったのは残念だが、気持を切り替えてスタート。
市内への交通手段はタクシーや一般路線バスもあるが、ホテル前に行くシャトルを利用する。

数人の客が集まったところで出発。
$20で ローモンドロッジLomond Lodge Motel & Apartmentsへ。

車と泊まる「モーテル」。設備はシンプルながらミニキッチンがあり、角部屋でかなり快適だった。

なによりフロントの若い女性が、はきはきゆっくり話してくれるので、とりあえず会話は成立していました。黒人の方でしたが、かなりの美人でありました。
トレッキング帰着日の夕刻までバゲッジを預かってもらう。

このホテルと最終日のホテルは、この街の観光案内所
QBOOKさんにお世話になった。
中心地から少し外れるが湖畔に近くしっかりした土産物屋や飲食店が多く、ぶらつくには良い場所だった。

何よりメールも電話も日本語対応。
そしてハイシーズンの予約が難しかった時期にもかかわらず、きめ細かい配慮を頂いた。
ありがたかったです。

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美しい散歩道へ2

出直しフライトは、成田発10時。
フライト名NZ6070  つまり臨時便です。

空港は閑散としていた。

結局トレッキング前の、クイーンズタウン滞在初日のホテルはキャンセル。
サマーシーズン中やっととれたのに・・・もちろん返金なし。う~

席前の画面もすっかりスマホのように指でスライドです。

深夜に到着のオークランド空港では、ニュージランド航空手配のバスが待機。
4時間ばかり休憩ができるホテルと翌日朝発の国内線ターミナルへ運んでくれるって。

ドライバーは今では珍しい顔に彫りのある、誇り高いマオリ族です。
結局彼はホテルの敷地内で車内睡眠し、われわれ日本人観光客16人をサポートしてくれました。

クラブツーリズム社の元気な女性添乗員さん。
このメンバーはクイーンズタウン到着後、別のトレッキングツア(ルートバーン・トラック)に行きます。

追記
予約している航空会社に事前登録すると、欠航や遅延など情報をメールで知らせてくれるサービスがあるそうです。
詳細はまだ確認していませんが・・・・

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成田空港混乱

渋谷で前泊し、余裕綽々と23日18時のフライトに臨んだ!

にもかかわらず、前日のフライト混乱に、私の便は欠航となった。

翌24日午前10時便にと確定されたが、空港近辺のホテルは満杯の情報。
前泊の「渋谷ホテルえん」に予約。スゴスゴとエクスプレスで戻った。
現在24日午前6時40分。
真っ赤な朝日が昇り、出直しモードを歓迎してくれている。

さて…と