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老舗の斬新性

18日 大阪から安曇野に戻りました。
信州松本空港に降りたち、有明山や雪をかぶる常念岳、遠く白馬連峰に逢えて
また感慨はいっそう・・・
出かける前に書いていた記事をUPしました。

安曇野ばかりでは食傷気味の方に松本情報です
まもなく駅も整備されてきますので、観光の参考にしてください
松本は仲町や松本城だけでなく出かければ楽しいところはいっぱいあります。
ルネッサンス倶楽部内の1845年創業の知新堂さんの紹介です

市民タイムス3月8日の記事から抜粋
「かっとばし」販売しています
折れたバットで漆の箸を製造している福井県小浜市の株式会社兵左衛門の箸のことです。
知新堂では店頭販売のみですが、プロ野球の全12球団ロゴマーク入りがあります。

株式会社兵左衛門サイト(活動・取り組み)から
他に東急ハンズ渋谷店や野球球団グッズ売り場でも買えますって。
プロ、アマ、社会人、大学の野球部から回収した折れたバットと、バット製造過程で出る
端材も利用して再生・販売し、売り上げの一部をバット材料の樹木保護育成(NPO)事業を
サポートしているとのことです。
ほかにボールペン「ブルペン」もあるそうな。電話かメールで注文できます。
本格モバイル箸「八四郎」(つまり持ち歩くMy箸+泥染袋)などユーモア感覚あふれた
愉快なサイトです

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intermission

ご愛読いただきありがとうございます
たくさんの励ましに、気をよくして続けておりますが、今週いっぱいくらい
休憩させていただきます
いえご心配にはおよびません。骨折でも病気でも、ましてや天国へ旅立ちでもありません。
母の見舞いで在大阪であります。
83歳の母は、おかげさまで今まで大変健康に恵まれ、入院をしたことがありません。

夫を見送った20年前のことはすっかり忘れて、病院というものに気後れし不安を隠せません。
そこで介護に関する本からヒントを得て、本日「入院デビュー」プレゼントを贈呈しました。
赤いパッケージでラッピングした中身は、前空きのパジャマとコットンデカパン(失礼)2枚です


苦笑いの彼女を紹介できないのが残念です・・・・
というわけで、どうぞ忘れずにまたお訪ねくださいませ

余談 
初体験:
漫画喫茶&インターネットカフェなる店にゆきました。
当然若者ばかり・・・・。フリードリンク込みで最初の30分は230円、その後は10分ごとに
延長料70円。高いか安いかわかりませんが、今回は助かりました。

携帯写真も貼り付けられました。童話シンデレラのように
オーバータイムで消えたりしないとは思いますが。。。。。

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なつかしい安曇野がひつじ屋さんで見られます

7~9日の安曇野は暖かかったそうです
所用で大阪に行ってきましたが、あちらはもう春陽気でした。
久しぶりの満員電車と人込みに酔ってしまった

木曾福島近辺や大糸線の車窓から見える景色に出会うとホッとする。すっかり新信州人だなぁ
走る車内から、しかも携帯電話のカメラなので不鮮明はご容赦を
写真左:寝覚めの床付近(車内アナウンスで案内してくれます)
写真中:木曾は赤い屋根の家が多い
写真右:鉄橋も赤い

地下鉄の御堂筋線は、土休日以外は終日女性専用車両がありました。
以前はラッシュアワーだけだったのに・・・
電車内でのお化粧娘は、若干増殖していたように思います。
大糸線でもたま~に見かけるが、意地悪ばばあの私としては、
一度言ってやりたいことがある。
「本当の美人はこんなところで目を剥き口をあけて、化けるテのうちを見せないものぞ!」と。
でも言えない・・・・・(さすがに私でも写真は撮れません)
ただただ願うのは、中高年のおば様方は絶対に真似しないことを。
国家の品格ならぬ女の品格にかけて!

素朴な時代が懐かしい。安曇野の風景もできるだけ変わらないで欲しい
写真展です
いつもなにかと相談にのってもらう穂高駅前「ひつじ屋」さんで15日まで開催中
キャッチコピーは「泣きたいくらい、美しい」
久しぶりに泣きにゆきませんか?

拾ケ堰に関心があって原風景に近い場所を探すが、なかなか見つからないです。
もっとたくさん写真を見たい、手元に残したい人のために写真集「ふるさと安曇野」が
近く出版されます

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♪もうすぐ春ですよ~

3月3日のち10時から・・・・ちらほら小雪
今朝6時の外気温は久しぶりに-2℃でした
大阪在住時代よりいっそう春を待つ今日頃です

今日は雛節句
贈り物の京都・醍醐楽焼窯の陶器のお雛様
男雛の高さ11センチ 幅7センチ 奥行き4センチと小ぶりだが素朴な色づかい

安曇野市穂高有明の「灯り」さんでこぶりな陶器のオリジナル雛人形を展示即売展を開催中
高さ7~10センチくらいですべて顔がちがうデザインです
1500円からとお手頃、こぶりなので年中飾ることも出来ます
(写真とデザインは違いますので念のため)

写真左:12月からまだ頑張るシクラメン
写真右:1鉢400円ながら大盛況の水仙。美しさはお金では計れません

屋外では
写真左:芽ぶきはじめたモミジの枝に雪塊がぶらさがっている
写真右:枯葉を隠れミノにぶらさがる蓑虫(長さ4センチ)か?
     蓑虫って小さい枯れ枝を編んで袋にしたものだと・・・これは何だ!

本日横浜から、20年前再就職の頃お世話になった元同僚が若い旅友とやってきます
もうすぐ春ですよ~ 楽しい3日間の始まりだ 

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「安曇野の観光を考える会」を考える

2月18日(土)松本大学のシンポジュウムに参加した
出席者が60名と盛況だったが、人数が多すぎて自由討論形式では時間不足、消化不良気味だった。
出席者の殆どが、旅行業・宿泊業・美術館ほかの文化施設・農家・飲食業・サービス業などと
私のような好奇心家は少なそうそうな印象だった。
一種の産学協同のような、松本大学4月新規開講「観光ホスピタリティ学科」に連動し、
安曇野の低迷化傾向にある観光のあり方を討議するという主旨だった。
3月4日の第2回はこの自由討論(交流会)を踏まえ、出来る得る具体案を見出したいようだ。

私の場合以前の旅行者としての印象と、住んでみた上の感想とは少し隔たりがあるのは当然である。それは見えにくかったことが少しずつ見えてきたことであろう。そしてうわべしか観てこなかった元旅行者が、地元行政や県政に「うん?」と疑問を持つようになったことだ。
観光論理
人を呼び集める
→道路・建物・店(飲食店や物産店)を充実させる
→交通網を拡大する
→大きい道路を新たに作る
→やがていつの間にか環境・風景破壊が進む

少なくとも今ある状況をこれ以上破壊しないことが、エコ・ツーリズム、グリーン・ツーリズムに繋がるとおもうのだが、どうだろう。
行政側には、建物の屋根色ほか建築条件の整備と規制を図ってほしい。道路はこれ以上増やさないでほしい。
住民や各業者さん達だけでは限界があります。宿泊費が高くて家族4人で2泊3泊4泊と滞在型の実現などは難しいですね。ここらあたりの支援ができ、異業種交流を図るならネットワークを充実させ、相互と複合で観光客の経費負担を軽減する。
とここまで考えてきて、しかしやっぱりこのままの”自然がいっぱい安曇野”がいいなぁと嘆息する。

会場へ向かう道からの常念岳

「安曇野ブランド」に酔っている感は否めない。
長野県人特に安曇野という地域は、昔から自主独立の精神が旺盛なようです。歴史的に拾ケ堰構築や井口喜源治の研成義塾や義民騒動などそういう風土なので、移住組(Iターン・Uターン)の方々もその精神が好きということもありそうな気がします。

自由討論の中で、自然の他なんもない安曇野が好きだという意見に賛同できるし、それでは当シンポジュウムが前進できなくなるし・・・・。
県外からの移住者は私同様、多分自身の居心地のよさで充分なのだ。

しかし春からお客人がきます
2泊以上はしてもらい、住空間と安曇野の空気を満喫していただきます
料理がへたくそで気の毒だから、おいしい外食もしてもらいます
つまりB&B(快眠とボリューム朝食)もどきか?
あちこち脅迫的案内をせず、まずはご希望の場所へ運転手となる
そしてリピーターとしてお気に入りのお宿・店・施設を見つけていってもらう。
いかがでしょう?

付録
写真左:松本大学のすぐ隣のJAの建物。古い建物が現役です
写真右:そのすぐ裏の火の見櫓。とんがり帽子がステキです。
現役で、半鐘を鳴らし火事を教えてくれるって。すぐ下にある消防車が駆けつけるそうです。

のどかだねぇ

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「第三の男」をチターの生演奏で

本日は一日中雨。朝6時の外気温5度
湿った日には幸運な日!の話をしよう

先日予約したチケットを取りに行き、「早く電話もらってよかった。午後には完売しました。
後は断り電話の対応に追われて・・・」と告げられた。
3月12日(日)の内藤敏子「チター演奏会」のことである
それもそのはず、10時の開店を待って電話したのだ
毎日が日曜日のお気楽人生の特権でもある。

さて、映画「第三の男」
高校生の頃に観た記憶があります。役者オーソン・ウエールズの魅力とモノトーン映像の
美しさ、サスペンスの醍醐味を味わったのを思い出しました。
そうそうラストシーン(女が木立の間を去りゆく)も印象的でした。
詳細は下記サイトが的確に表現しています
http://www.sam.hi-ho.ne.jp/whiteriver/e4g.html

写真は上記サイトから拝借しました
右がオーソン・ウエールズです

コンサートは全13曲でほかに八十日間世界一周、早春賦、ウィーンの森の物語などを、
あずみ野コンサートホールにて。
内藤敏子さんは演奏活動は勿論のこと、日本で唯一のチターアカデミーの責任者として
チター演奏家・教育者の育成に尽力、秋篠宮紀子妃殿下のチターの先生としても
有名な方だそうです。
「第三の男」誕生秘話(副題にチター奏者アントン・カラスの生涯)の著作もあります。

余談情報
熱烈なファンがウィーン市内に「第三の男ミュージアム」を2005年9月に開館。世界各国のポスターやプログラム、書籍、故アントン・カラスが担当したテーマ音楽のレコードなど800点以上をテーマごとに展示、収蔵する。最近カラスが実際に使用したチターを入手、近く展示する予定とか

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現役かいな? 火の見やぐら

都会ではまず見かけないものに『火の見やぐら』があります。
安曇野に来て道すがら見かけるようになり、あれは現役か?と気になっていた

市役所の総務防災関連部署に聞いたところ、現在は春と秋の全国火災予防週間に、
訓練として鐘を鳴らすそうです。
今なら登って叩く代わりに電話で消防車を呼ぶほうが早い。確かに・・・
しかし別の利用法もあるらしい。使用したホースを掛けて乾燥するのだそうな。
確かに鉄塔は高い
写真にはないが、上の方に3個のスピーカーが方角を変えて設置されているのは、
近所の公民館活動の呼びかけなどに利用される場合もある。
デザイン的にはアルミかステンレスのバケツを逆さまに吊るしているようだ。

以前に安曇野とは別の村で見かけた鐘は立派でした
お寺にある鐘のミニチュア版のようで、音響を是非聴きたいものです

この村でもやはり普段使いはなく、全国火災予防週間の訓練として
朝6時と夜8時に鳴らすそうです。
村の高齢者の方には、訓練といえども半鐘が聞こえたらびっくりされないかと心配したが、
回覧板で事前通知しますので問題ありません! とのことでした。

ここの鉄塔の下部には、昔の消防信号を示した看板が残っていました
一般火災と山林火災に分類し、鳴らし方と余韻の秒数まで決められており、
近火信号、鎮火信号、応援信号となかなか細かい指示書である

今では少なくなりつつある相互扶助精神の名残りであろう

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【1月27日早春賦歌碑】続編

安曇野市広報から

「安曇野に寄せる心の詩」吉丸一昌賞 作詞コンテスト
(吉丸一昌氏は「早春賦」の作詞者、作曲は”小さい秋見つけた”の中田喜直の父中田章氏)
安曇野市では、「早春賦」に続く安曇野に響く愛唱歌の詩を募集しています。
市外・県外の方も応募できますから、思い出を持つ人、安曇野で育った方などいかがですか?
小学生・中学生・一般の部で応募できます

詳細はこちら

そういえば昨年10月1日の安曇野市誕生の新しい市章のデザイン入賞者は
神奈川県の方でした

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のどかな山麓に空き巣だって

2月2日午後3時の山麓沿いを散歩中
白い乗用車から出てきた女性がやおら私の前を塞ぐ。ジャンバーの首から紐を引っ張り出して、
警察手帳を示す
女刑事 『お尋ねしたいことが』
私・・・ なんもしてへんで、と大阪弁が頭の中を回転する    
女刑事 『おとついこの辺の民家に空き巣がはいりました。身長175センチくらい、グレーの帽子に
リュックを背負った男です。見かけませんでしたか?』
私・・・『ここへは久しぶりですが、リュックは何色ですか?』
女刑事 『それはわかりません。見かけたら安曇野署へご連絡ください』
テレビのサスペンス劇場の影響か、落ち着いた会話で終わった。

3日の朝6時の外気温0℃。暖かい
近くの林を散歩すると朝日を浴びた水しぶきがまぶしい。U字溝でない自然のままの水路だ

葉がおちた林に住宅が点在する。人影もまばらで、ひとりで歩いていると怪しく見えるのだろうか?
しかも民家のそばの水路である。

帰路、はだけたジャンバーにエプロンを掛けたままのいでたちに気づき笑ってしまった
ゴミ出しのついでの散歩でした。

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愉快な俳人

由緒ただしい俳人 松尾芭蕉
アウトロー的俳人 小林一茶
どちらに馴染みますか?
友人は最近芭蕉に関心をもち、俳句入門に踏み出したそうです。
私はどうも一茶のほうが性格に合っているかもしれないと考えていたら、
面白い俳人、俳諧研究家が穂高にやってくるというので、以下講演に参加した報告。

講師 マブソン青眼(男性) 本名ローラン・マブソン
フランス人で日本語で作句する博士、長野市在住。
ぶっちゃけるとめちゃ面白い講義だった。外国人だから手振り身振り豊か、引き込まれ
聞いているうちに持ち時間の1時間20分が終了した。

夢破れ田舎に戻り、笑いを含んだ小動物や子どもや自然を描く一茶を研究している人でした。
《花野ゆく 犬のしつけは フランス語》 青眼
《朧月 故郷なければ どこも旅》    一茶

注目の著書および連載の紹介
「アラビア夜話」ブルーの和紙のような表紙に和とじの本
角川書店の月刊誌『俳句』に連載中の「青眼句日記」が今後単行本に刊行予定
「詩としての俳諧、俳諧としての詩」研究書で難しそう
「一茶と句碑」楽しめそうな本
雑誌「KURA」(信州の地域情報誌)俳句講座連載中

選別俳句集・短編小説集ほか。興味のある方はどうぞ!

「青眼」さんの瞳はグリ-ン。
「白眼視」⇔ 青眼(「訪れた人を歓迎する気持ちを表す眼」が根拠の俳号)と説明があった
当日印象に残った言葉
「旅する人間は上下関係を固定したものとして考えない」 S・ドールズ