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みちのく:雪舞う夜の津軽三味線

6日夕方青森県弘前市に到着した時は吹雪だった。「1ヶ月ぶりの雪」と地元の人は話す。
出発前に検索した三味線ライブ居酒屋「山唄」にどうも気のりせず、呼ばれていないと感じた。HP内容を見る限りメジャーすぎるのだ。そこで駅の観光案内所とJRびゅうプラザへ立ち寄り情報収集する。
どちらも若い女性だったが、私の感想に小さな声で「有名すぎます。○○○はいかがでしょう?」
・・・でしょう、やっぱり

でホテルから遠くなるが、○○○に行く。マイクなしの同目線ライブハウス

演奏時間以外はジャズが静かにながれています


客はまばらで、とりあえず居酒屋だからオーダーする。一日中座りっぱなしでお腹がすかず、地元わかめの酢の物やホタテ貝焼きみそやコマイの干物を囲炉裏で焼いてもらった

8時頃には人が集まり始め、囲炉裏の前で演奏が始まる。本日の演奏者は、昨年NHKで紹介された若手のホープ(と店の主は胸をはる)小山内薫君。他に3名のポートレートが張ってあるが、しかしこの夜の演奏は彼が一人だけだった(実はスケジュール表によれば今日は彼が当番なのだ)

繊細そうな面立ちに似ず、力強いバチさばきだ。演奏中は霊気さえ感じられる

亡き妹の写真をテーブルにおいて一緒に聴いた。きっと喜んでくれただろう。店の主が帰りぎわ、彼等の師匠である多田あつし氏のCD-R(25分)をプレゼントしてくれました。今パソコンで再生しながら書いています。
↑上記URL内にも無料で聴けるサイトあります。システムがよくわからなかったが、こうした店が若い演奏者を育てているのではないかと思う

嬉しくないおまけ
■みちのくの 雪としゃみの音 亡き妹へ
■バチ重し ずしんずしんと 雪の舞う
■みちのくの もどりし雪に 歓喜なす
    
翌日は津軽鉄道の五所川原⇔金木を往復。津軽三味線発祥の地であり、太宰治の故郷でもある金木では時折吹雪だった。戻るときはストーブ列車も体験す

余談
□弘前市では、ねた、青森市ではねたと表現する
□ホテルの売店婦人は、「スキーシーズンの白馬の山小屋へ3ヶ月手伝いに行ったことがある」と懐かしがる
□一説では長野県の松本市と長野市のように昔はあまり仲がよくなかったそうだ。
ねぷた祭りにもあらわれているらしい
弘前は優美で厳かな雰囲気を、青森は武者者ものなど立体的動きがあるという
そんな違いは知りませんでした。写真はいずれも弘前のホテルの展示ねぷた。
弘前の人は、青森のねぶたは後出しだと言う。津軽藩主が始めたというから、そうかもしれない

□店や街でもゆらゆら揺れている金魚は、子供たちがちょうちん代わりに下げ持ちねぷたの後を練り歩くそうだ。楽しそう・・・・↓こんなものです。インテリアなので実際より大きい(ライブハウス「杏」)

4 thoughts on “みちのく:雪舞う夜の津軽三味線

  1. 二人旅

    思っていたことをやり終えた。

    〇雪もあり津軽三味線たどり着く

  2. 二人旅・・・・確かに
    Takaoさん、暖っかいコメントと句ありがとうございます。

    ところで今春の”青春18きっぷ”はJR発足20周年記念で5回分が8000円と格安ですね。夏にも実施しないかなぁ・・・

  3. ねぶた
    良い旅でしたね。

    一度ねぶたを見たいと毎年思うのですが・・20年位前の夏にバイクで北へ走り竜飛まで行きました。途中、山形の花笠祭りは見ることが出来たが、仙台の七夕も青森のねぶたも終わっていたように記憶してます。行きたいな。

  4. 勇壮だと思います
    路進さん、弘前は8月1日から青森は8月2日から祭りだそうですよ。竜飛岬ですか?関西からバイクでゆくのかしらん?

    東北は冬が長く季節がふたつしかないような土地柄だからか、深く静かにそして秘めた情熱があるような気がしました。信州に似ているけど海があるぶん豊かかな・・・・

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