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CD「碌山」

穂高/碌山美術館の桜

荻原碌山の没後101回目の「碌山忌」が4月22日開催された。
今回初めて碌山忌」のコンサートに出向き、そこで知ったのが三浦久さん演奏の「碌山」と「次郎」。

”う~ん、うたれた”
メロディーは決して斬新とか、歌詞が飛んでるというのではないが、うたれてしまった。
全く知らないフォーク歌手でしたが、現在は出身地の長野県辰野町でライブハウス&カフェを経営しながら、
音楽活動を続けておられます。

会場で求めたCD(2005年)

「次郎」を紹介しなければ。作品は2004年です
歌詞
元の詩は、穂高の若者教育に心血を注いだ明治の井口喜源冶。碌山美術館と井口記念館の茶けた紙に掲示されている。
歌声とギターとハーモニカを繰り返し聴いていると、万水川を小舟に揺られ静かな波音を血流に注がれているような感覚になった。

ちょっと聞いてみたい方、パソコンにiTunesアプリケーションの搭載があれば
聴いてみる
↑をクリックし→ダイアログの[開く]→[許可する]をクリックすると音楽が流れます
(操作に疑問のある方は無理しないでください)
なぜ題名が「次郎」?
繰り返し聴いていると「次郎」は万水川を指すのではないかと思った。
だとすれば、なぜ太郎でなく次郎だったのだろう?

三浦さんによると、何人かの関係者に聞いたがわからなったそうです。
『利根川のことを坂東太郎、筑後川のことを筑紫次郎と言うらしいので、的外れとはいえないかも・・・』
そして太郎でなく次郎なのは?
『長男は家督を継ぎ、次男は家を離れ異郷に暮らすのが当時の慣わしであったと考えると、詩の内容から、太郎と次郎を比較して「次郎」という名がついたという説にも一理あるように思います』

2 thoughts on “CD「碌山」

  1. そうなのね!
    太郎、次郎にそういういわれがあるのね。

    ちなみにわが父は三郎!!!
    故郷を離れて寂しい思いをしていたのかもしれないと思いました。
    水上文学に、生まれ故郷の地名を見て喜んでいた父でしたが・・・。

  2. Unknown
    その後ネットで調べますと、
    吉野川を四国三郎といい3兄弟として地域間で交流していますね。

    「 擬人化するということは、川に対して人は大いなる親しみと恩恵を 感じるからでしょう。」とも書かれていました。

    音楽性はもとより、そのお人柄にすっかり三浦久さんのファンになりました。
    碌山さんありがとう!ってとこかな?

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