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ポプラとヤナギ

ラダックでは村の中も沿道も、ノッポのポプラと丸っこいヤナギが、コンビで連なっていることが多い
いずれも建材として使われるので、あちらこちらで植栽していました。

最初は丸いっこい樹の種類がわかりませんでした。
近くで葉をよく見るとヤナギに似ています。

帰国後調べると、やはりヤナギでした。

日本の感覚ではヤナギは一般的に”シダレているヤナギ”と認識するが、世界の分布では350種類もあるそうな。
きっと里山や川の淵にも知らない丸っこいヤナギが、あるのでしょう。

そういえば柳行李と言って昔は衣服の収納箱として、また旅行鞄として活躍していた道具の材料が
ヤナギの一種でした。

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ゴンパ巡り2日目の後篇

さて
インダス川にかかる橋を渡りしばらくで、楽しみなアルチ村へ到着した。

ここのゴンパ(僧院)は山岳部でなく平地の、ごく普通の村の中にあった。
11世紀ころの創建といわれているが、もう少しくだってのころという説もある。
壁一面に見事な壁画が鮮やかに残っている。最近まで撮影禁止だったらしい。

創建当時の僧がカシミールから連れ帰った仏師や絵師が、カシミール様式の仏教美術をもたらし、
世界的にも有名な壁画や曼荼羅を遺したといわれる。

お堂の売店でかったガイドブックから
曼荼羅の一部を拡大撮影)

どうです!
斬新なデザインと赤とブルーの見事な彩色

ノーフラッシュなら撮影OKになったのは最近のこと。
宿のオーナーで、ガイドも兼ねるツェワン氏は「え~知らなかった」と嘆くことしきり。
結局、観光客が多く、私のカメラ技術ではうまく撮影できなかった

アルチには4つの僧院があり、見学したのはアルチ・チョスコル・ゴンパ

なかでもゆっくり見て撮影できたのは三階構造のお堂。高さは10メートルくらいで中は吹き抜け。

入口は小さく、日本の旅籠の軒下の様にかがんでくぐる。

細かい木造彫刻に驚く

奥の3壁に高さ5メートルの3体の菩薩が並ぶ。観音菩薩、弥勒菩薩、文殊菩薩
たしかこれは弥勒菩薩。

写真を拡大すると爪には白いマニュキュアが施されていた。
これは元来のものか保存修復によるものか分からない。
下の衣はまるで今風スパッツに見えるじゃん?
とにかく繊細な彩色が見事でした

鮮やかな壁画や仏像が所せましと詰まった、まるで宝箱だ。

隣の建物もその奥の建物を見学したが、この僧院は少人数で管理されているため、ひとが集まると頑丈な南京錠を開けてくれます。やはり中は立派でした。

見学を終え、数件の土産物屋さんが並ぶ道を歩いていた時、おじいさんにナンパされた。
おじいさんに見えたけど、チベットの人は皺が深いので、案外私より若かったかもしれない。
マニ車をまわしながら、「一緒に歩こう」というしぐさで声をかけられた。

はっと思い出した。ダラムサラでも見かけた光景。
チベットの人々は、時間があるとマニ車を回しながら、長い散歩をする習慣がある。
いつまでかかるやら?丁重にお断り

帰り道の角で先ほどの紳士が石垣に座って笑っている。上品な方でした。
記念に写真を撮らせていただきました。

インド卒業旅行のはずが「今度来たらまた会えるかな?」
どうも決心が揺らぐのはこんな時です。

購入のガイドブック。350ルピーだったような・・・・

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ミラズハウスの客室構成

ラダック滞在でお世話になったゲストハウスの客室案内。
トイレ&シャワー室の有無とバルコニーの有無、エクストラマット可能室に分かれる4室である。
ツインベッドを基本に一人利用二人利用で価格設定されている。

とにかく寝心地がいい。ぐっーすり寝られる。
オーナーの話では、マットはそれはそれは探したとさ。
「決して高級ホテルのベッドにも負けない」とのこと

確かに
いいねいいね!

トイレとシャワー室

洗面台

ツイン仕様だけど一人使用なので少し割高

街中の喧騒を離れた別世界である。

参考まで他の部屋写真

小部屋つきの部屋。ここでも寝られる

その他の部屋

共同のシャワー&トイレ&洗面台

バルコニー付の部屋もある。バルコニーで寝るのも気持ちよさそうだ

屋上への階段
寝袋持って屋上で寝るのも夏ならGood!
満天の夜空と流れ星はお約束だもんね

ミラズハウス客室案内ページ

レートは1Rs.1.8円の時でした

6月~8月が私のような素人にはベストシーズンです。

太陽熱温水器のおかげで、シャワーはすこぶる快適でありました。

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ゴンパ巡り2日目の前篇

ゴンパとはチベット仏教の僧院のことです。

ガイドブックを眺めた時からの念願の地、アルチを目指す。
途中リキルという僧院に寄るつもりが、訳は分からないが閉鎖中だった。

インダス川にそって北へ向かう

ひたすら走る。

砂漠に岩があるような景色

道路はつぎはぎだらけでなく美しい舗装が続く

オアシスのようにポプラが並ぶ。小さな村を通過しているのだろう。

手前の川インダスと向こうから来るザンスカール川が合流し、インダス川として右へ流れてゆく

北からレー方面へ行くトラックとすれ違う。久しぶりに見る装飾トラック

この辺りから進入したかな?同じような景色が続くので、記憶が鈍い
リキルゴンパは閉鎖中だった。

まもなく川を渡る。橋ごと落っこちないか心配なほどシンプルだ

欄干にタルチョがはためく。橋が落ちないように祈っているわけじゃないと思うけど・・・・

休憩したり撮影したりで、ゲストハウスを出て1時間半ほどだったか。

いよいよアルチに到着だ。

余談
ラダックは北のカラコルム山脈と南のヒマラヤ山脈に挟まれた地域。
インダス川の水源はヒマラヤ山脈の北方のチベット高原にあり、ラダックを通過しパキスタンへ流れてゆく。

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杏の種

乾燥した杏の種

ゲストハウスで頂いたジャムに入っていたので、レーの街で買い求めた。

これ!

食べ始めの味はあっさり。かじっているうちにすこし香り立つ

250グラム90Rs=162円(レート1.8円見当)

ところが、信州千曲森の杏が、春の天候不良で極端な品不足だという。

安曇野までやってくるのか?

友人が、クルミと砕いた杏の種をまぜ、プチパンを焼いてくれました。
写真を撮る前にペロリ・・・ごちそうさま

今シーズンに杏欲しいよ~

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レー街歩き

3日目はレーの街散策

レーの街は標高3500メートル
王宮がそびえる

その麓の迷路のようなオールドレーを歩く。

今にも崩れ落ちそうな・・。改築中の家屋が多いそうだ

チベット人の鍋釜修理屋さん。かつて日本の生活道路にあった風景

建設中か取り壊し中かわからない工事現場。

親子

のどかで幸せそうな寝姿の犬は、あちらこちらで見かける。

メイン道路へ出る
露天の野菜売りの女性

忙しそうに車の合間を縫って行く荷車。

天を突くポプラ

見上げると青空にタルチョがはためく

骨董品の店内を撮影中の外国人

個人的な感想だが、どこの観光地でも西洋系の人々はあまり買い物をしない

沈思黙考のロバ

おいしかったレストランの正面。喫煙客は屋外となる。雨が極端に少ない地域ならでは。

私はあるもの1点を買い、殆どをタウンウォッチングで1日を過ごした。

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ゴンパ巡り1日目

滞在先と観光地が標高3000~3500メートル。
到着日はゲストハウスでのんびり過ごして高度に体をならし、水分補給もしっかり、絶えず深呼吸もした。
おかげで、頭痛やだるさもなく高山病の心配はなかった

2日目にゴンパ巡り。
いまでは本国チベットよりその文化芸術伝統が残されていると言われているラダック。

ドライバー&ガイドは、ミラズハウスのオーナー。
少年時代に出家経験があり、サールナートのチベット大学に在学され、日本滞在8年の経験もあり勿論日本語が堪能。

お連れ様は真言宗のお坊様だったので、チベット密教のお話で盛り上がっておられました。

一般的だが、まず人気コースから。
へミスゴンパ

背後は岩山。ぽろぽろっと石が落ちてきそうな岩肌

談笑中の僧侶たち

僧房へ戻るのだろうか? 若い僧侶

ティクセゴンパ
オーナーのチンレイさんはこちらの僧院で修行されていたので、随分詳しい説明を頂いた。
残念ながら私は見学ばかり

車窓からの全景

えっちらおっちら登ったご褒美はこの景色。
空・雪山・岩山・砂漠のような大地・インダス河に沿った緑豊かな樹木と草原

大きなマニ車

これも一種のタルチョ(祈祷旗)かな?

ティクセゴンパはミラズハウスのオーナー・チンレイさんの故郷のような存在。
壁画の前では特に力の入った説明があった

お堂の中にある弥勒菩薩像。高さ15メートルで、私たちはその胸辺りを回廊している。

外国人ツアのガイドが言うには「この像の蓮の台座に座らせろと、だだをこねた不埒な日本人がいた」
「その名はオーム真理教の麻浅原彰晃・・・・」とか何とか。

真意のほどはわからないが、言いかねないなと変に納得したものだ。

さあ気を取り直して

シェイゴンパ
眼下に大きい池があるが、今は湿地帯のように見える。

満々と水を湛えている時の水面に映るゴンパは素晴らしいという。
ー穂高の田んぼに映る水面鏡の常念岳だってすごいんだからー

内部の壁画が素晴らしいのだが、私のカメラと撮影技術では、どうも・・・・

街道筋やゴンパ近くに林立するチョルタンの景色が特徴の町だった

これはゴンパの端

街道筋にも多くのチョルタン

チョルタンとは罪を犯した悪人に(懺悔なのだろうか?)仏塔を造らせたのだそうだ。

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雲上からのラダック

デリー発5時40分、レー空港着7時10分の機内から・・・右側座席がいいとガイドブックにあった


携帯電話のカメラ

帰路は
レー空港発7時45分デリー空港着8時55分の機内から・・・・今度は右座席から反対の景色を楽しむ

天候に左右されるためか早朝のフライトである。国内線といえども空港へは2時間前着が原則。

実は帰路はビジネスクラス。
わずか1時間ほどのフライトに、エコノミーを確保できなかった。う~
6月からがシーズンとなり、ラダック人気のほどがわかる。

しかし、この食事と座席のゆとりには大満足だけど、クセになろうはずもなく・・・・

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ミラズハウス

滞在先はゲストハウス。昨年4月頃コンタクトをとり始めた宿だ。
大きなホテルは中心市街レーにあるが、田舎の”静かなのんびり”を望むならゲストハウスがいい

1階左が玄関
その2階はバルコニーつきの客室

空港からゲストハウスへ、タクシー車内から

運賃はプリペイド式なので、ミラズハウスまでと告げれば、500ルピー(レート1.8円で900円)
20分くらい東北へ走ったところ。

経営者の妻が日本人のMILA’S HOUSE(ミラズ・ハウス)に投宿。4泊5日をお世話になった。オーナーはツェワン・チンレイ氏。奥様が寺下裕子(ひろこ)さん。
サールナート滞在後のラダック行きは、かなり疲れると予想し、当初から会話に心配のない宿と決めていた。
家族経営で10人から11人受け入れ可能なアットホームな宿だった。

ミラズハウスについて
因みに経営者の娘さんの名前がミラちゃん。小学校4年生

部屋からの遠景

遠くは標高5000~6000メートルの山岳
さばくのような大地といわだらけの山々
ポプラと柳に似る樹木と草原
石垣塀のそばには細い地道が続き、生活道路である。

ベッドに転がって撮影

部屋からの夕景。映らなかったけど一番星が左上に見えた

ベッドに転がって撮影

洗濯室を増築中
いつからはじめたのか?この日は6月7日

2人の作業員で建設中だが、見ているとかなりのんびりしている。
やはりインドである。
11日から20日間滞在10名の宿泊受け入れ予定なので完成させたいそうだが、どうなることやら。

6月8日

6月10日

終わりよければ全て良し

私のラダックも・・・・

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ホノルル妙法寺

昨日の報道によると年末の海外旅行ランキングで、不動のハワイ(オアフ島)が1位から2位に転落。
どこの調査かわかりませんが、今年の1位はソウルだとか。安直近・・・・

そこで思い出したのが、10月滞在のハワイの話

10月26日ハワイ島からオアフ島へ移動して3泊4日の滞在。
そうそう、レンタカーの返却(借り出しがOUT、返却はIN)はあっけなく終わる。
指定のブースへ乗り入れ、車体点検し、清算して領収書をうけとってバイバイ。
(先日カード決済報告で
は満タン給油なしの返却。4日間で23,000円/台でした)

さて標題
往路ホノルルからハワイ島へのハワイアン航空の機内誌にあった記事に
「刀と袈裟とカンツォーネ」お寺の住職の紹介である
そそられますねぇ。
興味湧きますねぇ。

でもって復路に訪ねることにした。
まずサイトで「ホノルル妙法寺」を検索し、お寺の電話番号を確認。
「どうぞお出かけください。」
やったね、住職ご本人が在寺でした。

40分ほど揺られた路線バスにはさまざまな人種が乗り合う。

妙法寺バス停を降りてすぐの日蓮宗妙法寺
仏舎利(お釈迦様の遺骨)のある伝統あるお寺でした。

京都から贈られたという木仏像の写真が、携帯カメラではうまく撮れず仏飲み。頭残念です。

本堂内部

現在日系2世の高齢化が進み、英語しか話さない3世に布教は難しいそうだ。
元オペラ歌手の経歴から、イベントに呼ばれればカンツォーネを披露される。
布教になるなら・・・の想いがあるようですが、檀家総代さんからは
「あまり出歩かないでお寺にいて・・・」とお諭しがあると、笑っておられました。

とてもフランクな方で、寺務所でお茶をごちそうになりました。

当然というか、残念というか袈裟姿の読経は聴けなかっt(雑誌から拝借画像)

イケメン住職に会いに行ったのでは決してありませぬぞ!

日本との繋がりが深く、ホノルルには各宗派の別院が多くあります。