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北アルプス この百年

北アルプスを眺められる幸運な地に住む私にとって、たとえ数山かでも登山できる時間はもう限られている。
8月、槍ケ岳に挑戦することにした。段階を追って山選びをしているが、とうとう2泊3日登山デビューと3180メートル「槍の穂先」に立とうとしている。
今回も松本ヒマラヤ友好会のお世話になる。

菊池俊郎著「北アルプス この百年」文春新書 平成15年発行

北アルプスの開山経緯、営業小屋建設にまつわる話、地元松本や安曇野とのかかわりなど興味深い。
美談だけでなく、山小屋経営という経済活動から経営者間の駆け引きも当然ある。
それらを超えて北アルプスは、全国でも人気の登山コースを誇っている。

槍ケ岳は播隆上人による開山で、JR松本駅に大きな像が立っている。

 躍動感溢れるこの像が好きだ
開明的だった安曇地方の庄屋、村人、杣人(そまびと=きこり)やボッカ達の苦労の上に我々現代人は歩いているのです。

余談
先日の映画「剱岳」に関連して
ある雑誌に宇治長次郎役の香川照之の談話があった。
『山に対して敬虔な気持ちをもち、宗教的なこと、安全面、迅速性、すべてを理解した上で、測量隊をサポートしていく。(中略)ただ登りたい人を登らせてあげる。濾過紙見たいな人ですね』

おまけ1
天候がすぐれない予報である。
理事長先生に「天候が悪いと、また岩場やクサリ場で迷惑を掛けそう」と相談すると
「いや大丈夫。あなたの技量も折込済み」ですって
「すでにマイナス分が計算されているんですね」
「そう」・・・・
先日の八ケ岳・赤岳登山で少し迷惑を掛けているにもかかわらず、「さあいっしょに登ろう」の気持ち掛けは嬉しい。
期待にこたえられるよう気をつけて歩くぞ

おまけ2
たとえ団体パーティでも、自分で事前の地図登山を心掛けている。
どの時間帯と場所が一番高度が上がるのか?到着予定時間は何時か?など・・・体力配分のため。
今朝の朝日新聞に田部井さんの登山の注意喚起の記事が掲載されている。タイムリーだこと。

2 thoughts on “北アルプス この百年

  1. 槍ヶ岳晴天とご成功お祈りいたします。
    槍ケ岳に挑戦2泊3日登山デビューと3180メートル「槍の穂先」登頂のご成功お祈りしています。本当に天気が良ければいいのになー。天気予報がもう出てるということは1週間以内に挑戦ですか。
    けいの行った最も高い山は4、050m(マウナ・ケア)です。自分の足で登ったのでなく、車でした。だから、「登った」といわずに正直に「行った」という言葉を使いました。悲しい、寂しい!!

  2. 高山病
    応援ありがとうございます。がんばります!
    4050メートルは車といえども、気分は悪くならなかったですか?
    けいさんは若い頃登山の楽しみを持っていらしたでしょう。私も早く目覚めればよかったとつくづく思います。
    実は明日早朝出発です。メンバーとは松本で合流し、沢渡まで車で分乗、その後タクシー分乗で上高地入りです。
    こちらは今夕雷雨でした。本当の梅雨明けではないかと内心期待しています。
    今度お会いできる時は「山談議」ですね—–
    な~んて生意気言ってます。

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