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南八ケ岳縦走

初心者向きコースだというので参加したが、なんのなんのハードでありました
八ケ岳主峰赤岳(右の三角山)ここを目指し美濃戸山荘から北沢コースを行く。
左は横岳

日程表と地図を基に自家製ルート図(イメージ図なので距離は不正確)
方向音痴なので、どこへ行くのか知るために作っている

予定では赤岳から見て阿弥陀岳の手前に見える中岳を越え、コル(窪んだ部分)を
抜け、行者小屋に向うコースだったが、私が岩場登りに時間をかけてしまった。
時間が押してきたので急遽コースを変更し、美濃戸山荘に向って下山した(たぶん文三郎尾根コースだろう)
この道は急勾配+鉄階段+鉄クサリ。時間短縮は出来たがきつかった。

硫黄岳頂上。曇天で360度展望は望めなかった

あと20分ほどで今夜の宿へ到着
硫黄岳山荘は水洗トイレでびっくりだ。
以前皇太子殿下が宿泊されたと記念碑があったが、水洗トイレのずっと前である。
食事はどの山小屋でも充実しており、若者がきびきびと接待してくれる。

もう小屋とはいえない食事を出す山荘もあるという。

翌朝6時半には山荘を出発し横岳に向かう
クサリ場のあるスリリングな行程を経て横岳山頂へ

横岳から赤岳への行程でダウンした。短足に加えて骨や筋肉の硬い身体にはきつ~い。
心臓がパクパクしてきた。
途中ですれ違ったおじさんが「山は初めてかい?」と怪訝な目。
「いえ5山目ですが、こんなきつい登りは初めてでして・・・・」
最後尾を前後4人の男性のサポートを得て、ようやく山頂に到着するも、多分先頭とは30分の差だったろう。
とほほ、迷惑をかけてしまった。しかも赤岳登頂証拠写真もない!

リーダーの先生に「すみません、4人のチャーター料金が要りますね?」というと
「では後日請求いたします」だって
今年8月の「槍ケ岳2泊3日」デビューも危なくなってきた

そんなこんなで遅れた時間はショートカットコースに変更になったが、結果的にはほぼ予定通りの時間で
登山口に戻ってきた。
この変更コースがまたきつかった。高さが半端な鉄製網状の階段が続くのだ。
1歩で降りるには高すぎ、2歩着地だと無駄が出る。全く背が低いのは何かと不便である

自信喪失で余裕なく、弱り目に祟り目カメラのレンズエラーで写真が少ない。

花の八ケ岳といわれるように珍しい花を見た。
左:白馬と八ケ岳にのみ見られるというツクモグサ(オキナグサの仲間だそうだ)
自身では撮影できなかったので、図鑑から拝借画像
右:皆から「見れたらいいね」と期待されたウルップソウ

チョウノスケソウは「咲いてるだろうか?」とベテラン達が心配していた花

私が興味をもったのは
左:おばさんぐさじゃなかった”オサバグサ”
右:ハリブキ。葉の表面にドゲがあり、これは落葉低木だ(撮影が出来ず図鑑から拝借)

左:キバナシャクナゲ。ハイマツにかこまれながらしっかり自己主張
右:ユキザサ(葉の下に小さい花が行列していたが、立ち上がるとこんな感じ(画像拝借)

コマクサはまだやっと眠りから覚めたところ

たくさんの花はあったが、山でお馴染みのものは割愛。
どの花も厳しい冬を越え、我々を迎えてくれる。

目下の心配は、2泊3日登山デビューのこと。やれやれ
私の人生は70年がちょうどいいと思っていた
でももう64歳になってしまった。あと6年・・・か
75歳に上方修正し、迷惑をかけずに行ける登山はあと2年と決意した山行だった

おまけ
どの場面での写真だか思い出せないが、ひ・ひ・人がぽつんと。

6 thoughts on “南八ケ岳縦走

  1. がんばった
    今回の登山の様子、楽しみにしていました。
    完全走破、登頂おめでとう。
    大分しんどくて、こんなはずじゃなかったと少し失望されているみたいですが、なになに、ご立派ですよ。
    山には、高い、低いにかかわらずその山の特徴、登山者のそのときの体調、天候など多くのことが関係してくると思います。
    70,75までがんばれがんばれ。

  2. 槍ヶ岳、がんばって
    八ヶ岳は思いのほかキツイですよ。槍ヶ岳の方が楽かもしれません。自分のペースで登るのがかんじんです。がんばって!

  3. おめでとうコメント
    けいさん、応援ありがとうございます。
    時間が経つとしんどさを忘れて、また行きたくなるのかも知れませんが、今回はこたえました。

  4. はじめまして
    カメラのおじさん、多分はじめまして・・ですよね。
    コメントありがとうございます。槍ケ岳のほうが楽って本当ですか?勇気が出ます。冨士山と同じで”見る山”だと思っていたものですから、あのとんがった三角の頂点に立てるなんて不思議な気がします。
    今回と同じ「松本ヒマラヤ友好会」主催で参加予定ですが、最後にならぬようガンバッテみます。

  5. 突然闖入、すみません
    八ヶ岳の縦走は、登ったり降りたりで、けっこう消耗しますが、槍ヶ岳は山頂直下の小屋まで一定のペースで登れます。急ぎすぎてバテなければ大丈夫ですよ。小屋から穂先まではハシゴや鎖場もありますが、距離は短いし、楽しいので、疲れません。八ヶ岳を経験すらば、ビビることはまったくありません。

  6. ピーン!
    カメラさん、きっと”愉快な昔青年”さんですね。
    アドバイスありがとうございます。登りは普段歩行の半分の歩幅でゆっくりと・・・・と指導されています。リーダーの直後にぴったり張り付いて、楽しい槍ケ岳を経験しようと元気が出ました。

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