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似て非なる

先日の大渚山にて

花を見るためのトレッキングには、あまり興味はないが、新しい木や花を見つけるのは楽しい。
晴天だと山々の風景に見とれるが、曇天では思わぬ植物に出くわす。

あっこぶし(モクレン科)の花!
似てるけど違う・・・タムシバ(モクレン科)だそうだ。”た・むしば”と覚える

どれどれ、失敬して花を拡大すると確かに違う。

早いなぁ、もうアジサイ(ユキノシタ科)?  それにしては大木だ
似てるけど違う・・・・オオカメノキ(スイカズラ科・別名ムシカリ)ですって

大きな葉っぱは朴の木(モクレン科)だ!
似てるけど違う・・・・トチの木(トチノキ科)でした。葉がホウの木より小ぶり。
花の形も全く違うそうだ

京都・貴船の美味しい栃餅を思い出して・・・・クスン。
余談:朴葉焼き(ほおばやき)  岐阜県高山の郷土料理だ
茶色に枯れた朴の木の葉に、刻んだ山菜や飛騨牛に味噌をのせて炭火で焼いたもの。香りがよく美味しい

ありゃ、ヒメジオンってこんな形だったっけ?
まったくぅ・・・ちっとも似てない。フキの雌花でした(雄花は黄白色)
ふきのとうは山菜の人気ものだ

一見姿形が違っていても科や属が仲間だったりする。
一番早く失う記憶力は頼りにならないから、分類や体系や組織のコツを掴むのがいいかも知れない。
根性がいるなぁ

そんなこんなで道中見た花々を、帰宅後の楽しいお勉強で花名探索
(自信ないので、間違っていたらごめんやす)
左:イワカガミ  右:マイヅルソウ どちらも山ではお馴染みの花

左:ヤブツバキ 右:タニウツギ
ーぼとんーとおちそうにないところが、普通の椿より好きです
ウツギの種類は多いそうだ

調査に苦労した、つまり自信がない花名
左:サンカヨウ  右:ツバメオモト

ツバメオモトのツバメとは、濃藍色に熟した実が燕の頭を連想することに由来するという。
想像するだに楽しいではないか!

懸案事項:三つ葉のクローバーに似た葉を持つ花が見つけられない
白い花が好きだし、花びらの亀裂がおもしろいので是非!

解決:図鑑をパラパラめくっていたら、あった!
ミヤマカタバミかコミヤマカタバミだが、花の時期から推測して
コミヤマカタバミに決定!   バンザ~イ

たとえ雑草でも名前と個性がある

2 thoughts on “似て非なる

  1. にがて
    植物の名前は覚えられない。何故だろう?魚類は比較的覚えるが植物はダメである。似た物が多すぎるのも一因かも。雑・・・雑種とは交雑したもの。雑草とは・・雑多な草。交雑したものではないのですね。可哀想な呼び方ですよね。けど、名前が分からない。いや、知らない。か

  2. 雑草
    畑や田んぼで嫌われる雑草。悪者扱いされるが、中には雑草が交配により現在食料としての植物もあるそうですよ。
    植物は動物よりも分類が多いのかもしれませんね。

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