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黒壁スクエア


松本市の旧開智学校を思わせる建物。明治の新進建築だったのだろう。
「KAICHI GAKKO」と読める

大阪の友人と米原で待ち合わせて滋賀県長浜市へ行ったのは2月下旬。
関西も信州も暖かい2日間だった

もう20年になるというのに知らなかったので、まずは黒壁スクエア設立の歴史から.
ガラス工芸館が中心の”町おこし”優等生なのだろう。平日にかかわらず結構人が動いていた。

まず目についたのが「KAICHI GAKKO」
1階はビアレストラン2nd BOOZE
2階は古い建築用具などの展示
3階はセミナールーム
4階が櫓
この建築様式は明治時代の進取の風潮『智ヲ開ク』からつけられたという。
松本・旧開智学校は国の重要文化財として管理されており、
長浜・開知学校は2年前に開店した1階のビアレストランが上階の管理を託されているという。
明治の建築物を美しく画像保存しているブログ散歩の変人・学校を拝借。

黒壁スクエアではガラスを扱う店が多いが、あまり覗かなかった。

我々の注目店は・・・
昼食は、「茂美志や」のっぺいうどん(具だくさんあんかけうどんと想像して)。
特大しいたけが自慢の100年営業の老舗です。そして焼鯖すし2個。
いずれも忘れられない絶品です。焼鯖すしは店頭販売もあり持ち帰り可

納安(なやす)のゴブラン焼き・・・丸いひとくちカステラのようなお饅頭
小さくて美味しいのでいくつでもお腹に入る。つぶあん、リンゴあんほか。
名前の由来は「昔ゴブラン織の製品を扱っていたから」

 これはブルーベリーとカスタード
翌日は定休日だが、寄ってみると観光バスが着くからと臨時営業していた。お商売熱心だから街も繁栄する

はかり売りもする油屋さんは奥の家屋。ポン酢とごま油が有名で、来店者も多かった。古い道具が展示保管されている。
女将さんの対応が懐かしい”お母さん”の印象だった。

 
右は手作りオーデコロンの羽淵商店

女性オーナーの話では、町衆から仕掛けた町起しで長浜は昔から自主独立の精神が強い土地柄だそうだ。

紙屋さんの看板は文字が美しい

定休日で残念だった古い蔵のイタリアンレストラン

オーナーの好きな本しか置かない文泉堂
黒壁スクエアの中心的存在。

 昔は両替商だった建物

ショーウィンドウを飾る絵は

なぜか昭和の塗り絵本がずら~と並べてあった

街中は雛の季節にあわせたガラス雛や和紙雛がショーウィンドウを飾っていた。
とても廻りきれない軒数だ。長浜駅の観光案内所で地図をゲットし、好みをしぼって効率よく歩くと良いだろうね。
やはり老舗のお落ち着いた店に目がゆく。

休日は若い観光客でごった返しているのではないか?
平日は観光バスのおばちゃんが賑やかに闊歩しているんじゃないか?
と想像出来る

湖北は、若向きにも熟年向きにもほどよく歴史と文化が織り込まれている。
時間に余裕があれば、裏道にも宝物がありそう・・・・

余談
行けなかったが旧長浜駅舎を利用した長浜鉄道スクエアもある。