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エコのビジネス感覚

昨年だったか(一昨年かも)新聞の新年特集で「水」を取り上げていた
世界は水戦争に突入するだろうというような記事だった。

すっかり忘れていたが、22日朝の報道番組で面白い話を聴いた。
東大総長の分りやすい講義は「日々のくらしが温暖化に占める割合は高い」

環境大臣との対談では
小宮山総長が「日本版グリーン・ニューディール」ではいかにも名前がよくないから変えたほうがよいと提案すると、環境大臣は「検討しましょう」

グリーン・ニューディールとは地球温暖化対策と景気刺激を両立させたアメリカ発の政策であり、二番煎じの色が濃い。要するに真似っこじゃないかと。
だから小宮山総長は「スーパーエコ生活」ではどうだろう!と。
分かりやすいし馴染めそうだ

我々の年代は「もったいない」と、長く使い続けるのが美徳と思っているし実践もしている。
昨年後半からTOYOTAが「車をエコ替えしよう」としきりにコマーシャルを流した。
あの時は「結局ゴミをふやすじゃんか!なんちゅうコマーシャル」とテレビ画面に吠えたもんだ。

ところがこの講義で目からウロコが・・・・
実はエコ家電の購入時は確かに割高だが、長い目でみれば結局割安だという。
なぜか?
車・家電・パソコン・携帯電話などはリサイクル化がほぼ100%だという。
特に車と家電は電力や水の消費量と、買い替えるための費用の損得の問題だが、買い替えに軍配が上がるそうだ。

目からウロコと言いたいところだが、感覚的にはまだ納得できないでいる

ところで海水の淡水化は悲願であり、今や世界で「水=青い黄金」である。
一枚の紙(RO膜)という海水から真水を作る技術は日本がリードしているそうだ。
経済が冷えてきた今こそ、日本の技術力をおおいに世界に
発揮出来ればと思う。

当日は蛸漁と伊予柑の生産の松山市釣島(つるしま)の事業が紹介されていた。

おまけ
すでに日本各地でも、建設・稼働している施設が数十箇所あるそうで、世界では中東が盛んだ。

しかもプラントは海水から電気と真水を作れるそうです。

水はタダの幻想は・・・
いずれ終わるのかも知れない

2 thoughts on “エコのビジネス感覚

  1. 重い課題です
    蔵くらさん、今回は重い、大切な、難しい問題ですね。
    我が家には車はありませんが、もう古い冷蔵庫、テレビをまだ使っています。消費電力のためだけでは買い替えに踏み切れません。
    太陽光発電も時々売込みがありますが、設置費、パネルの寿命、自分たちの寿命を考えるとダメですね。
    個人の利益と社会全体、地球の将来はなかなか一致しないのが難しいですね。
    海水の淡水化技術は絶対必要な技術ですね。
    テレビで泥の混じったたまり水を飲んでいるシーンも見ました。砂漠化も急速に進んでいます。
    わたしも人工島に住んでいますので、地震などまさかのときのために海水の淡水化は絶対欲しい技術です。

  2. 切り替えできません
    我が家の転宅時も出来る限り持参しましたね。
    買い替えることより、使い方にもっと知恵を使うことのほうが、われらの年代にはしっくりゆくかもしれません。
    きっと買い替えによる経済効果に期待する面もあるでしょう。
    とりあえずささやかながら、雨水を貯めています(笑)
    太陽光パネルの寿命は、機械的な動作がないので20~30年持つそうですよ。でも設置費用を考えますとね。売電できるから、たしか10年で採算がとれると聞いたことがあります。
    今後のニュータウン開発には採用されてくるのかもしれません。

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