89歳の秋、退院直前に移住を決断し安曇野へ移住した母へのビッグプレゼント。
母が知るや開口一番『ビッグニュース!』だった。


転居を決断したその覚悟のほどは、当時の私にはゆっくり思んばかる余裕はなかった。
昨年末の圧迫骨折も乗り越え、今ではシルバーカーを押し自在に歩行出来るまで回復した今日この頃。
30年も関わってきた茶道ごころに、灯りがともり始めたのだ。
部屋でお茶を点ててくれるようになり、とうとう素晴らしい先生のもとへ、月2回お稽古に通うまでに発展。
撮影はお稽古初日の4月10日。
年齢差を越えた、暖かい空間に感動した瞬間を捉えた一枚である。
応募要領に書き添えた
お題は
『師弟』
メッセージは
『暖かい先生のまなざしに励まされて・・・・
大腿骨骨折の治療・リハビリの後、意を決して昨年10月から安曇野市民になった90歳の老母。
辛さや悲しみを超え、若い先生の指導を受けながら生きがいを見つけました』
ニックネームは
『孝行老娘(こうこうむすめ)』
インターネット投稿で、放映日の通知もなく…
10日後に偶然テレビ画面に表れて、間一髪デジカメで撮影成功。
これまでお世話になった皆さまに感謝をこめて・・・・アップしました。