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覚悟

クライストチャーチが大変なことになった

日本人に人気の観光地である
大勢の若者が思わぬ災害に直面した語学留学。申し訳ないが生存希望が押しつぶされてゆく。
阪神淡路大震災の後に生まれた若者が多い

その中で、19歳の男子学生がひざ下から切断の、重傷ながら救助されたニュース。
安堵するとともに、その落ち着いた判断と対応に驚く。
切断の通告に「覚悟しました」

そう、海外に限らず自宅を出た瞬間から何が起きるかわからないと「覚悟する」んですね

「覚悟」する対象が政治、国家、世界、地球、ひょっとしたら宇宙と拡大してゆきます。

先日読んだ本が五木寛之氏の「人間の覚悟」だったので、負傷の男子学生の言葉にひかれた。

覚悟は”諦める”こと。諦めることは”明らかに究める”ことと五木寛之氏はいう。

下降中の日本では、もうジタバタせず絶望もせず諦めようと、覚悟する。
それはしっかり現実を見据え、国に頼らず、自身で考えて生きよう・・・ということか

ニュージーランドの被災により、若者が世界を目指すことに躊躇すことにならねばと願う。
宗教や文化のみならず自然や地形や気候風土が違うと、今まで生きてきた経験や規範は通じないことを知るためにも。

プレゼントのしおり

2 thoughts on “覚悟

  1. 明らかに極める
    素晴らしいですね!

    五木寛之唯一のお弟子さんである全聾の天才作曲家・佐村河内守さんの生き様を思い起こさせます。

    先日YouTubeで佐村河内守さんを知り驚嘆しました。
    師・五木寛之を越え世界に名を残す人になりそうです。

    私も自分を見つめ直す良い機会になりました。

  2. ボヤボヤしていられません
    村瀬さま、はじめまして。
    素晴らしい方をご紹介いただきました。全く存じませんでした。
    五木寛之氏は書生やお弟子さんを持たないことで有名だとばかり思っておりました。
    今日、図書館で「交響曲第一番」を借り、昨夜YouTubeで昨年のテレビのインタビュー番組を観ました。息が止まりそうでした。

    ありがとうございました。

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