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オオルリシジミを追いかけて2

思いがけないクララとの遭遇

畑へ行く道の角家の垣根に、花が咲いているクララを発見。ここは太陽が注ぐ位置

驚いた! こんな身近に植わっているなんて。

以前から、野菜栽培をとおして時折立ち話をする間柄ではあった。

「オオルリシジミは見たことはないんですが、敷地内にも毎年出てくる株がありますよ」

という訳で見せて頂いた。樹木の陰にひっそりとその株はあった。

生態サイクル図

        6月だから☝この位置。

「この先にはたくさん植わっている所がありますよ」と車で1分。

確かにズラーと5メートルほどに数株並んでいました。

初めて撮影した岩原地区は太陽サンサンだが、ここは森の中の細い道路脇。

近日中に再度覗きに行ってみよう。

 

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クララという植物

オオルリシジミを安曇野の空いっぱいに舞わせたい

かってはそんな光景があったが、今は絶滅危惧種になっています。そのオオルリシジミの生態を支えているのがクララです。

ー日本自然保護協会の資料からー

オオルリシジミは、1年に1度だけ成虫が現れクララのつぼみに産卵し、孵化して幼虫となりクララのつぼみと花のみを食べて成長する。幼虫期間は約1か月で、7月から翌年5月までずっと蛹で過ごすのです。

 

私が初めて撮影に行ったのは今年の5月の産卵している成虫とクララです。

 

田んぼとガードレールの間の土手に並ぶクララ。

中央にオオルリシジミが映り込んでいました。

安曇野市内のクララを増やす活動拠点(岩原自然と文化を守り育てる会)では、現在こんな苗です

少し大きくなった苗もありました。

この苗を6月に、協力できる方々に配布して農地や庭で育ててもらおうという取り組みがあり、6月下旬には苗の配布を予定されています。

産卵できるほどのクララの成長には5年くらいかかるかもしれません。

 

付録

29日の午後、再度撮影に行きましたが、蝶には会えませんでしたが、しばしこの景色に見とれていました。

 

 

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オオルリシジミを追いかけて1

2020年1月19日「安曇野の空いっぱいにオオルリシジミが舞ってほしい」と、呼びかけと講演会がありました。参加したことから追っかけが始まり、今後シリーズ化になる気配です。

安曇野市の『国営アルプス公園堀金穂高』の西南側に位置する岩原地区の住民有志の会「岩原自然と文化を守り育てる会」が、オオルリシジミの食草であるクララを植栽して蝶を繁殖させる活動です。

25日の朝、会代表の百瀬さんから「飛んでいますよ」と連絡を頂き13時前に現地入り。結局2時間粘っていた。

先客の男性がおられました。カメラの大きさから”かなりの”観察者”とみた。仮にAさんからアドバイスを頂く。

チャンスの確率は

1.雨天はダメ、曇天ぎみが良い。炎天下では彼らも疲れるらしい。

2.ゆっくり飛んでいるので慌てない。見つけても「それっ!」と勢いよく近づかない。

3.大勢でガヤガヤと騒がない。

その結果は

オスは見当たらなかった。ヒメジオンの蜜を吸うメス

一番最初に撮影した

 

クララに産卵するメスの成虫。黒ゴマ模様が特徴だそうです

 

最後の一枚は、初めてにしては上出来とほめて頂いた

「180度に広がる写真を撮るのはは難しいんだよ」

かなりの枚数を撮影しても蝶に焦点が合っていないしクララばかりが美しく見える。残念ながら飛んでる姿も捉えられなかった。

27日画像追記しました

観察場所は、田んぼに近い土手の上でガードレールの内側で、クララは2メールほどの間隔で植えられています。

 

これからです。

見られる時期は短いので撮影の敗者復活は厳しい。次回はデジカメを持参しよう。