
(アグリジェントからシラクサへ向うバスの車窓から)
丘陵都市は南イタリアに限ったことではないが、バスの中から山の上の街をよく見かけた。
古~い教会(ドォーモ)を中心にした街造りだ。タオルミナも繁華街は丘の上だった。
日本では城跡などならあるが・・・ちょっと思い浮かばない風景だ。
ツアにはパレルモからナポリまで日程の3分の2を、ローマ在住の女性Hさんが添乗兼ガイドを勤めてくれた。彼女の話によると、
イタリアの低湿地ではマラリアが流行っていた。
低湿地に住んでいると悪性の熱病にかかりやすいということで、不便な山の上に街を作ったのだそうだ。
外敵から街を防御しやすいと言う利点もあったのだろう。
マラリアの語源は、MALA(悪い) ARIA(空気)
余談
我が家は標高620メートル。穂高駅の標高は560メートル。
十分丘陵極小都市の高度だが、いかんせん街とまではいえない
Unknown
マラリアは熱帯地方だけかと思ってたがイタリアにも流行時期があったんですね。立体的な都市は景色はいいだろうけど生活は疲れそう?
行ったことないからわからないけど・・・。
マラリア
私も全く同じ感想です。
ところが先日読んだ「文芸春秋季刊冬号・健康への道」で、山崎光夫という作家の記事内(33ページ)に『家康が関ケ原戦直前、江戸城での26日間音なしの構えをとったのは、瘧疾(ぎゃくしつ、マラリアのこと)に侵され養生していたと解釈している』と書いてあり、驚きました。
goo辞書には瘧(おこり)
一定の周期で発熱し、悪寒やふるえのおこる病気。マラリア性の熱病の昔の名称。
これがより正しい表現かもしれませんね。