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静かに眠りたい

秋が急ぎ足で

「画家 宮 芳平の詩」2006年6月 野の花の会(三男 宮 晴夫発行)
膨大な詩と遺稿資料の中から325編を選び、35周忌を期に発行された作品。

その中の一編

『静かに 静かに 眠りたい

そのまゝ目覚めなくてもいゝ

わたしの呼吸が止まっていたら

あまりいじらないでくれ

わたしのからだをきれいにしようと思って

裸にしたり●の中に無理に突込んだりしないでくれ

そのまま絵具のついた 着のみ着のままの姿でいゝ

早く焼場に運んでくれ

そして煙にしてくれ

煙になって のびやかに天に上がりたい』

※●は旧漢字で読めないし 書けないし 辞書でも調べられないので、
心当たりの文字を想像してください。

余談
旅先で野垂れ死に・・・を理想とする私には、静けさは望めなさそう。